10年生は最初の決断の時? | ミュンヘン・ カフカ通り徒然日記

10年生は最初の決断の時?

学校が再スタートして3週間が経とうする今日
息子たちのクラス担任から直々に今年度第一回目父母会のお知らせが届いた。
学内新聞もメールで送られてくる昨今でも、ドイツ語・歴史・哲学が専門の彼はお手紙派らしく
各家庭それぞれ個人的に招待されているという感覚を与えて好印象であります。

シュタイナー学校は12年間一貫教育でクラス替えもなく
勉強得意不得意いろんな人間がいて当たり前の「小さな社会」が育つものですが
今回の父母会はプロローグとして、中卒を真剣に考える生徒とその家庭を対象に説明会を設けるという。

公立校ならば中卒コース(ハウプトシューレ)の9年生の最後に
終了試験(Qualifizierende Hauptschulabschluss 通称:Quali クアリ)を受けるところ。
シュタイナー学校では授業のアプローチが全く異なるから、頭を切り替えてそれ相当の準備が必要なはずだ。
それは今後アビトゥア等全ての卒業資格試験に共通するわけで
6歳の頃からずっと彼らの成長を見てきただけに
「ああ、もうそんなテーマが登場する学年になったのだなぁ」とちょっぴり感慨無量であります。

しかし、先生のお話では
極端な例では11年生(高2)になってからようやく勉強に目覚める子供もいるとか。
夫が在学してた時代には、多くのクラスメートが早期に社会に出たそうだけど
(そして20代後半で大学に入りなおすケースも)
今はどんな職業でもできるだけアビトゥアがあった方が有利というご時世だし
余程のことがない限り、中卒で学校を去る生徒はそう多くないのではないかな。
ギムナジウム8年制だ大学の短期詰め込みバチェラー制度導入と、何ごと早く早く終わらせる風潮がある中
せめてこの学校の12年間カリキュラムは全うしてほしいと思うのであった。