ミツバチの死 | ミュンヘン・ カフカ通り徒然日記

ミツバチの死

昨夜Arteで、Das Geheimnis des Bienensterbens(ミツバチの死の秘密)というドキュメンタリを見た。

世界的なミツバチの大量死が報じられる昨今。
いったいその原因は何だろう?
ミツバチがいなくなるということは、彼らが大きな役割を果たしている植物の受粉が機能不全になること。
受粉されない草木もミツバチとともに地球上から姿を消していく・・・。
という恐ろしい未来図もこのままでは絶対ありえないことではないかも。
当然、ドミノ倒し式に飢饉や経済危機も。

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ブリューゲルの時代のような長閑さは何処

何千年もの間保たれてきた人間と自然界の法則。
人々は畏敬の念を抱きつつましく自然の営みと共存していたはずです。
が、いつの日か自分たちが何でも支配できると勘違いし始め
農産物の需要が増え経済のグローバル化も進む20世紀には
大量生産を可能にするのために
農薬の開発が進み、特別丈夫なミツバチが世界レベルで取引されるようになる。

ミツバチの死の原因には
1.ミツバチに巣食うダニの蔓延
2.農薬中毒(もちろん薬品会社はミツバチには無害だと主張しているが)
3.農薬や抗生物質の使用でミツバチの自己免疫力が低下
などが考えられるという。

番組では南仏やスコットランドの昔ながらの家族経営養蜂家たちと
彼らと好対照なカルフォルニアの気の遠くなるほど巨大なアーモンド園の様子が描かれます。
アーモンドの花が咲く頃、トラックで運ばれてくるミツバチたち。
花から花へ奴隷の如く働く彼らは過労状態。病気にならないように抗生物質を与えられるそうだ。
「いやぁ~ミツバチはこんなに花に囲まれて幸せなんですよ」などどヘラヘラ笑う養蜂業者の顔が
金の亡者に見えた。
カルフォルニアのアーモンドは出どころに気をつけよう・・・。

ちょうどハチミツを切らしていたので、さっきスーパーで買ってきたんですが
昨日のあれを見てしまった後では、少なくとも地元のオーガニックものにしようと思った。
それだってどこまで確かか分かったものではないですよね。
隣の畑に農薬がかかってるかどうか・モンサントの遺伝子組み換え作物が生えてるかどうか
そんなことミツバチたちには見極めできませんもの。
こんなにやりたい放題で、人間さまは絶対罰が当たるわよ。

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