愛を読む人 Der Vorleser
DVDレンタルからDer Vorleser(邦題: 愛を読む人)が送られてきた。
近年映画鑑賞はもっぱらDVDというパターンに落ち着いてしまい
この作品も結局、ブログ記事に書いてからほぼ一年後にやっと見る機会と相成りました(遅い~)。
去年はベルリナーレでのプレミエやケイト・ウィンスレットのオスカー主演女優賞で大きな話題になったんでした。

もうすでにあちこちのブログでも取り上げられた映画ですから、詳しいあらすじはここでは省略しましょう。
年上の女と少年の儚い恋愛を軸に、何十年経っても拭いきれない犯罪意識がテーマ。
戦後ドイツが抱えてきた重責、苦悩、謝罪、モラル感が
主人公ミヒャエルのそれと重なり合います。
ナチ戦犯で訴えられるハンナの罪を軽くすべき決定的証拠を持っていながら
羞恥心と保身から傍観者のままでいる姿は、彼のその後の人生姿勢をも暗示するかのようだ・・・。
ナチ映画はセンス次第でお涙頂戴のセンチメンタル一点張りにもなりうる難しいテーマですが
昨今はユーモアや自己風刺の効いたいい作品が少なくない。
ここでは被害者たちの運命は法廷や大学講義で言い表されるのみで
かえってその方が見る者の心に強く訴えるのではないかと思う。
ミヒャエルを演じるダヴィッド・クロスは
後半レイフ・ファインズにバトンタッチするまで
極普通のドイツの若者風情で、その微妙に揺れ動く心理を好演。
一方のケイトは骨太で不思議な魅力の女を見事に体現してます。
「ハンナ」は皺もないような完璧美女ではいけないのよぅ。
(ケイトはもちろん美女なんだけどね、この役への打ち込み方が凄い)
関係ないけど、煮え切らない男を演じさせたら右に出るものはない(?)レイフ様が
左ハンドルのでかいベンツでベルリンを走るのが不思議に見えたワタシでした。
右折左折に気をつけてね・・・なんて(笑)。
ドイツを舞台にした作品だけあって、そこここにドイツの俳優さん方が顔を出してるのも楽しみの一つ。
アレクサンドラ・マリア・ラーラ嬢も法廷で証言する娘役でちょっとだけ登場してたわん。
英俳優サム・ライリーとゴールインしたアレックスちゃん
最後に:
ミヒャエル少年が学校の課題なんだ・・とハンナに読み聞かせ(vorlesen)する本は
うちの息子がそろそろ授業で取り上げられそうなものばかりで興味深かった。
それから、オリジナルが英語なのでドイツ語版で見てると腑に落ちない場面がありました。
ネタバレになるのでここでは明記しないことにする
。
時と場合を選ぶタイプの「愛を読む人」。しんみりと夜長に鑑賞しましょう。
近年映画鑑賞はもっぱらDVDというパターンに落ち着いてしまい
この作品も結局、ブログ記事に書いてからほぼ一年後にやっと見る機会と相成りました(遅い~)。
去年はベルリナーレでのプレミエやケイト・ウィンスレットのオスカー主演女優賞で大きな話題になったんでした。

もうすでにあちこちのブログでも取り上げられた映画ですから、詳しいあらすじはここでは省略しましょう。
年上の女と少年の儚い恋愛を軸に、何十年経っても拭いきれない犯罪意識がテーマ。
戦後ドイツが抱えてきた重責、苦悩、謝罪、モラル感が
主人公ミヒャエルのそれと重なり合います。
ナチ戦犯で訴えられるハンナの罪を軽くすべき決定的証拠を持っていながら
羞恥心と保身から傍観者のままでいる姿は、彼のその後の人生姿勢をも暗示するかのようだ・・・。
ナチ映画はセンス次第でお涙頂戴のセンチメンタル一点張りにもなりうる難しいテーマですが
昨今はユーモアや自己風刺の効いたいい作品が少なくない。
ここでは被害者たちの運命は法廷や大学講義で言い表されるのみで
かえってその方が見る者の心に強く訴えるのではないかと思う。
ミヒャエルを演じるダヴィッド・クロスは
後半レイフ・ファインズにバトンタッチするまで
極普通のドイツの若者風情で、その微妙に揺れ動く心理を好演。
一方のケイトは骨太で不思議な魅力の女を見事に体現してます。
「ハンナ」は皺もないような完璧美女ではいけないのよぅ。
(ケイトはもちろん美女なんだけどね、この役への打ち込み方が凄い)
関係ないけど、煮え切らない男を演じさせたら右に出るものはない(?)レイフ様が
左ハンドルのでかいベンツでベルリンを走るのが不思議に見えたワタシでした。
右折左折に気をつけてね・・・なんて(笑)。
ドイツを舞台にした作品だけあって、そこここにドイツの俳優さん方が顔を出してるのも楽しみの一つ。
アレクサンドラ・マリア・ラーラ嬢も法廷で証言する娘役でちょっとだけ登場してたわん。
英俳優サム・ライリーとゴールインしたアレックスちゃん
最後に:
ミヒャエル少年が学校の課題なんだ・・とハンナに読み聞かせ(vorlesen)する本は
うちの息子がそろそろ授業で取り上げられそうなものばかりで興味深かった。
それから、オリジナルが英語なのでドイツ語版で見てると腑に落ちない場面がありました。
ネタバレになるのでここでは明記しないことにする
。時と場合を選ぶタイプの「愛を読む人」。しんみりと夜長に鑑賞しましょう。