エターナル・サンシャイン | ミュンヘン・ カフカ通り徒然日記

エターナル・サンシャイン

ちょっと前に「タイタニック」がテレビ放映され
秋休み中の息子と一緒に長丁場を最後まで(久しぶりに)見てしまった。
最初に見た時まだ小学校低学年だった彼は
ただ単にタイタニック号沈没大スペクタクルにワーキャー言ってたのが
今回は報われない恋愛とか卑怯な人間の心うちにちゃんと目がいってるではないか(笑)。

いや、「タイタニック」はこっちに置いといて
これまたなぜか親子三人揃ってテレビ映画鑑賞する日がありました(というか誘いもしないのに勝手に加わった子供)。
貴族のお嬢様役オファーにもめげず正しく成長したケイト・ウィンスレットが嬉しい
エターナル・サンシャインEternal Sunshine of the Spotless Mind 2004年
独題はVergiss mein nicht!=ぼくを忘れないで!=忘れな草の意味もあり)。

$ミュンヘン・ カフカ通り徒然日記

平凡男ジョエル(ジム・キャリー)と自由奔放なガールフレンド・クレメンタイン(ウィンスレット)。
性格から生活習慣まで似ても似つかない二人は、このところついにギクシャクした関係になっていた。
バレンタインデーにジョエルはプレゼントを持って彼女の職場に行くが
そのまるで初めて会ったかのようなよそよそしい態度に驚く。
ジョエルに嫌気が差した彼女は、二人の思い出を消去する治療を受けたらしいのだ。
愕然とした彼は、脳断層図上に表示される部分をマウスでクリックするだけで
特定の記憶が消されるという記憶削除手術を自分も受けてやろうと思う。

ここから物語は手術中のジョエルの頭の中で進行することになります。
出会いの時や忘れがたい出来事、喧嘩したり和解したり、数々の思い出がめくるめく走馬燈のように甦る。
そんな夢に浸るそばから、ポツポツとその場面がクレメンタインと共に消えていくのだった。
楽しかった日々は忘れたくないと気づいたジョエルとマウスクリックする側の追いかけっこが始まるが。。。
お互いの欠点を認め合い、欠点から学び人間として成長したら
彼らは関係を一からやり直しできるだろうか?

ミュンヘン・ カフカ通り徒然日記

ミュンヘン・ カフカ通り徒然日記

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小雪のちらつく海辺や凍てついた池。
美しい真冬の情景を舞台に、夢と現実・過去現在未来が入り乱れ
まるで夢を見ているような詩情溢れるSFラブストーリー
ケイト・ウィンスレットの素顔と七変化の髪の色同様自由で常識にとらわれないクレメンタインって重なりますね。
喜怒哀楽激しい彼女に対して、いつも悶々と物思いに沈むジム・キャリーが最高のコントラストです。
何たってジム・キャリー=「普通の顔ができません」百面相イメージが定着しがちだったけど
心が痛むほどに滑稽かつ純真無垢な男を好演したトゥルーマン・ショーも涙なくして見られなかったな~。

この他
シルバーグレー系のトム・ウィルキンソン
普通の女の子っぽいのにキラリと光るものを持つキルステン・ダンストの役どころも
重要な意味を持ち、物語に厚みを加えてます。

Jim Carrey: Joel Barish
Kate Winslet: Clementine Kruczynski
Kirsten Dunst: Mary
Elijah Wood: Patrick
Tom Wilkinson: Dr. Howard Mierzwiak
Mark Ruffalo: Stan