オーランド
ヴァージニア・ウルフ原作のオーランド(1992年)を見た。

ある時は男に左右される時代に生きる女性 ある時は女への愛に苦悩する貴公子
1600年。
イングランドの美貴公子オーランドは
エリザベス女王の寵愛と引き換えに不老不死の運命を授かる。
何百年にも及ぶ放浪の旅の末、本当の幸せを発見するという不思議なお話だ。
しかもその過程で彼に性転換が起こり
さまざまな時代を女性として体験する。
性転換や永遠の生命・・・一見ファンタジー物語だけど
一人の人間の精神の成長過程と各時代の社会批判をも描いた詩的ドラマであります。
なんと言っても
両性具有的なティルダ・スウィントンがまさに当たり役で
スラリと長身の美青年から
コルセットに身を包んだ貴婦人も
しっくり絵になる美しさで目を見張ります。
まったく性別年齢不明の不思議な女優さん。
他を寄せ付けない気品を感じるわ
ところでヴァージニア・ウルフの原作には逸話が絶えない。
オーランドのモデルは彼女の恋人だったヴィタ・サックヴィル=ウェスト夫人だ。
(そう、ガーデニング・マニアの巡礼の地シッシングハースト城庭園の生みの親)
夫や子供を持つ一方で男装も好み、ウルフを初め数人の同姓の恋人もいたという
自他認めるバイセクシャルな彼女の進歩的な生き方が
300年の輪廻を繰り返した結果という形で描かれている。
(もっとも、映画では彼女たちの生きた20世紀前半では終わらず
さらに職業的にも精神的にも完全に自立した
現代のシングルマザーにまで及ぶ)
ちなみにヴィタはそんな自由な夫婦関係を
後年『ある結婚の肖像 』(Portrait of a Marriage)に筆したそうで
これも読んでみたくなりました。

ウルフとサックヴィル=ウェスト夫人の関係はあまりにも有名・・・
最後に
それぞれの時代に合わせた音楽も興味深かった。
18世紀ではサロンでカウンターテナーがヘンデルのアリアを歌ってます。
19世紀では激情的なロマンチックな音楽。
でも最初と最後に登場するジミ・サマーヴィル(ブロンスキ・ビート!)の
悲しげであり天にも上る美しい歌声が一番。

ある時は男に左右される時代に生きる女性 ある時は女への愛に苦悩する貴公子
1600年。
イングランドの美貴公子オーランドは
エリザベス女王の寵愛と引き換えに不老不死の運命を授かる。
何百年にも及ぶ放浪の旅の末、本当の幸せを発見するという不思議なお話だ。
しかもその過程で彼に性転換が起こり
さまざまな時代を女性として体験する。
性転換や永遠の生命・・・一見ファンタジー物語だけど
一人の人間の精神の成長過程と各時代の社会批判をも描いた詩的ドラマであります。
なんと言っても
両性具有的なティルダ・スウィントンがまさに当たり役で
スラリと長身の美青年から
コルセットに身を包んだ貴婦人も
しっくり絵になる美しさで目を見張ります。
まったく性別年齢不明の不思議な女優さん。
他を寄せ付けない気品を感じるわ

ところでヴァージニア・ウルフの原作には逸話が絶えない。
オーランドのモデルは彼女の恋人だったヴィタ・サックヴィル=ウェスト夫人だ。
(そう、ガーデニング・マニアの巡礼の地シッシングハースト城庭園の生みの親)
夫や子供を持つ一方で男装も好み、ウルフを初め数人の同姓の恋人もいたという
自他認めるバイセクシャルな彼女の進歩的な生き方が
300年の輪廻を繰り返した結果という形で描かれている。
(もっとも、映画では彼女たちの生きた20世紀前半では終わらず
さらに職業的にも精神的にも完全に自立した
現代のシングルマザーにまで及ぶ)
ちなみにヴィタはそんな自由な夫婦関係を
後年『ある結婚の肖像 』(Portrait of a Marriage)に筆したそうで
これも読んでみたくなりました。

ウルフとサックヴィル=ウェスト夫人の関係はあまりにも有名・・・
最後に
それぞれの時代に合わせた音楽も興味深かった。
18世紀ではサロンでカウンターテナーがヘンデルのアリアを歌ってます。
19世紀では激情的なロマンチックな音楽。
でも最初と最後に登場するジミ・サマーヴィル(ブロンスキ・ビート!)の
悲しげであり天にも上る美しい歌声が一番。