Die fetten Jahre sind vorbei ベルリン・僕らの革命 | ミュンヘン・ カフカ通り徒然日記

Die fetten Jahre sind vorbei ベルリン・僕らの革命

普段、プライムタイムに映画なんて珍しいARD(=ドイツのNHK)で
前から気になってた作品Die fetten Jahre sind vorbei
(2004年 邦題:ベルリン・僕らの革命)
が放映された。

ミュンヘン・ カフカ通り徒然日記

ヤン:Daniel Brühl
ユーレ:Julia Jentsch
ペーター:Stipe Erceg
ハルデンベルク:Burghart Klaußner

監督:Hans Weingartner

ベルリン。
ヤンとペーターは親友同士。
そしてある秘密を分かち合う仲でもある:
物質主義風潮を帯びる現代にあって
貧富の差のない理想社会を夢みる彼らは
深夜裕福なお屋敷街に出没して、家荒しをしているのだ。
盗みではない。
Die fetten Jahre sind vorbei(豊かな時代は終わった)とか
Sie haben zu viel Geld(貴方方はお金を持ちすぎる)という
メッセージを残すことによって、彼らに何かが間違っていると気づかせるためだ。

ペーターの恋人ユーレは彼の旅行中にヤンと急接近する。
借金返済のために高級レストランでバイトに明け暮れるユーレは
ふとしたことからクビになり、それまで溜まっていた贅沢三昧のお客に対する怒りが爆発する。
同情したヤンは「秘密の善行」を告白する。
復讐心が納まらないユーレは彼と一緒にある裕福な家に侵入するが
不覚にもその現場で見つかってしまい
二人の関係に気づかないペーターも巻き込んで
家主を誘拐逃亡する羽目になる。
彼らはただロビンフッドでありたいだけなのに・・・。

ぺルリンを脱出、アウトバーンを南下し
行き着いたところはチロルの山のヒュッテだ。
下界から隔離された4人は理想と現実について語り合う。
誘拐された実業家は学生運動に明け暮れた青年時代を回想する。
若者たちは自分勝手な行動を反省する。
そして恋と友情をめぐる葛藤と和解。
それぞれの想いを秘めてベルリンに戻る彼らの
その後はどんな風に発展していったのだろうか?
そんな余韻の残るエンディングだ。

面白い展開のストーリーは別にしても
チロルの風景が素晴らしく目の保養になりました目
雄大なアルプスの山々。
眼下にはトルコブルーの湖(これはインスブルックに行く途中のアッヘン湖だっ)。
緑の牧場にポツンと立つ山小屋。
何年か前に借りた自炊ヒュッテのことを思い出した。
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ダニエル・ブリュール君は
こういう理想を追い求めるシャイな青年って役どころがピッタリですね。
ユーレに恋してるけどペーターの友情を失いたくないと
苦しむ姿もリアルに伝わってきて心が痛んだわ、オバサンは~。

一方のスタイプ・エルチェク
毎度ちょっとアブナイ男で目が離せないですが
ここでもヤンとは何もかも対照的なのにいい友達である
憎めないヤツでした。

「ソフィーショル」でも主演してたユリア・イェンチって
女子大生風お嬢さんって感じで
文芸作品がピッタリなイメージでしたが
(つい最近は「エフィ・ブリースト」で)
ぷっつん切れて家荒しに励むあたり意外で新鮮であった。

ハルデンベルク役のオジサンはどこかで見たな~と思ったら
「グッバイ・レーニン」で家族を捨てて西に逃げたダニエルのお父さんじゃないの。
ここでも事業に成功してお金持ちになった、という設定でしたね。

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最後に、またまた関係ないくだらない話:
左利きのダニエル(ワタシも~)はスペインとドイツのハーフだからか
今季FCバイエルンに移籍しちゃったマリオ・ゴメスともちょっと似てる?

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で、ちょいとチンピラ風なケヴィン”ホームアローン”クラーニはスタイプ?