ファッシング | ミュンヘン・ カフカ通り徒然日記

ファッシング

南ドイツではカーニバルのことをFasching=ファッシングと呼ぶ。
復活祭までの断食期が始まる前に
連日のように老若男女扮装して無礼講のお祭り騒ぎが繰り広げられ
この月・火曜日でクライマックスを迎えます。

各地各都市にはカーニバルクラブなるものがいくつも存在して
(彼らにとって)一年の大イベントのために日々お祭りの準備練習に励む。
11月11日11時11分に始まり
ファッシング火曜日で終わるまでの長い間
あちこちでパーティがあり、テレビでは中継番組が組まれ
Rosenmontag(薔薇の月曜日と呼ばれる今日はパレードが催されます。
一番有名なのはライン川に沿ったケルン・デュッセルドルフ・マインツのカーニバルで
彼らのお祭り人間ぶりは語り草だ。
バイエルンならフランケン地方かな。
ミュンヘンでももちろんファッシングはあるけれど
ライン地方の盛り上がりには到底及ばないみたいですね。

日本でいえば立春の頃。
ヨーロッパでも春の到来を待ち望む気持ちがルーツでしょう。
そんな原始的習慣がキリスト教に取り組まれ、復活祭と関連付けられ
カーニバルが終わると
信心深い人たちは今でも絶食とまではいかずとも
粗食・菜食で暮らすらしい。

キリスト教徒でもないし
カーニバルの習慣が染み付いてないワタクシゆえ
もちろん粗食も何もありませんが・・
カーニバルの時期はどうしてもKrapfen=クラプフェンを食することが多くなります。

ミュンヘン・ カフカ通り徒然日記
粉砂糖のは定番ジャム入り。他にチョコ味と卵リキュール入りも

クラプフェン(地方によってはベルリーナーと呼ばれるらしい)は
ジャムが入った丸い揚げパン。
ルーツはどこなんでしょうね。
甘くてフカフカの揚げパンは、すでに中世には断食期に入る前のご馳走であったといいます。

私がこちらに住むようになった当初は
中身はジャムしかなかったと思う。
お遊びで「ハズレ」としてマスタード入りもあるそうだけど
まだお目にかかったことないし!
その後、チョコやバニラクリームも出回るようになり
年々エスカレート気味だ。
近所のパン屋さんでは今年は
ざっと数えて10種類以上のお味が並んでました。
定番の他、ラテ・テラミス・シャンペン・マジパン・ヌガー等エトセトラ。
時にカレー揚げパンが食べたくなるほど、甘さのオンパレード。

今日のティータイムは
ファッシング風にちょっとだけカラフルにテーブルを飾って
揚げパンを頂きました。