Heaven へヴン
新年早々レンタDVDから届いてたのに
何となく置きっ放しにしていたHeaven(へヴン 2001年)にようやく手を伸ばす。

監督 Tom Tykwer
脚本 Krzysztof Kieślowski
出演:
Cate Blanchett(フィリッパ)
Giovanni Ribisi(フィリッポ)
Lola renntやdas Parfümでお馴染みトム・テュクヴァ監督が
故キェシュロフスキ(「トリコロール」三部作など)の遺作脚本を映画化したもの。
・・・・・・・・・・・・・・・・
イタリア、トリノ。
夫や何人もの教え子たちを麻薬中毒で失った英語教師フィリッパは
大企業社長を隠れ蓑に麻薬売買するヴェンディーチェのオフィスに忍び込む。
彼に復讐するために時限爆弾を仕掛けるのだ。
しかし爆発で命を失ったのは罪無き4人の人々だった。
正義感に燃えるフィリッパは自分から麻薬王暗殺を認め出頭するが
試みが失敗に終わり、4人の犠牲者が出たことを事情聴取で知り愕然とする。
しかも警察はヴェンディーチェから賄賂をもらっているので
どんなに彼女が真実を語っても聴く耳を持たない。
ただ一人、事情聴取に通訳として立ち会う若き警察官フィリッポだけは違った。
彼女の言葉を信じたいと思った。
いつしか彼女に恋するようになったフィリッポは
一緒に逃亡できるように計画を立てる・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・
ここまでは
刻一刻緊張感の連続で息詰まる展開。
何とかトリノから脱出に成功して
フィリッパの生まれ育った町、モンテプルチアーノへ向かう。
汽車のトンネルを抜けると・・・そこにはトスカーナの
昔と変らぬ明るい、まるで天国の様な風景が広がっていた。
目的はどうあれ、罪の無い人間を殺してしまったことに変りはないフィリッパ。
警察官でありながら、その彼女と逃亡するフィリッポ。
どう考えてもハッピーエンドになれっこない2人の逃避行だ。
彼らに残された道は唯一つしか残っていまい。
結局警察に包囲されると、隙を狙ってヘリコプターを乗っ取り
どんどん空高く消えていくラストシーンに唖然とした。
・・・・・・・・・・・・・・・
う~ん・・・これは詩情溢れるメルヒェンと言えましょうか。
フィリッポ親子の心のつながりも涙を誘います。
自身警察高官の父は犯罪者の息子を持ってどうなっちゃったんだろう・・とか
お兄ちゃんに協力する可愛い弟アリエル(フィリッパの教え子)にも
マフィアの手が伸びたんじゃないか・・とか
そういった、普通だったら描かれるであろう種々の場面は一切なく
ひたすら2人にスポットライトが当てられる。
行き止まりの逃避行というのでは「勝手にしやがれ」とか「気狂いピエロ」なんかを
思い出しちゃいますが、
ここでは裏切りの無い純粋な気持ちが最後まで貫かれて
一層美しくも悲しい。
トスカーナを映すカメラが圧巻よ
余談:
斬新なアイディアのLola renntが面白かったテュクヴァ監督の新作は
間もなくBerlinaleのオープニング上映されるThe Internationalです。
またまたワタクシご贔屓クライヴ・オーウェンが主演で
今どきとっても旬な経済危機の黒幕を暴くというテーマだそう。
ハードボイルドなクライヴ様、またまたドンパチしてますが~
何となく置きっ放しにしていたHeaven(へヴン 2001年)にようやく手を伸ばす。

監督 Tom Tykwer
脚本 Krzysztof Kieślowski
出演:
Cate Blanchett(フィリッパ)
Giovanni Ribisi(フィリッポ)
Lola renntやdas Parfümでお馴染みトム・テュクヴァ監督が
故キェシュロフスキ(「トリコロール」三部作など)の遺作脚本を映画化したもの。
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イタリア、トリノ。
夫や何人もの教え子たちを麻薬中毒で失った英語教師フィリッパは
大企業社長を隠れ蓑に麻薬売買するヴェンディーチェのオフィスに忍び込む。
彼に復讐するために時限爆弾を仕掛けるのだ。
しかし爆発で命を失ったのは罪無き4人の人々だった。
正義感に燃えるフィリッパは自分から麻薬王暗殺を認め出頭するが
試みが失敗に終わり、4人の犠牲者が出たことを事情聴取で知り愕然とする。
しかも警察はヴェンディーチェから賄賂をもらっているので
どんなに彼女が真実を語っても聴く耳を持たない。
ただ一人、事情聴取に通訳として立ち会う若き警察官フィリッポだけは違った。
彼女の言葉を信じたいと思った。
いつしか彼女に恋するようになったフィリッポは
一緒に逃亡できるように計画を立てる・・・。
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ここまでは
刻一刻緊張感の連続で息詰まる展開。
何とかトリノから脱出に成功して
フィリッパの生まれ育った町、モンテプルチアーノへ向かう。
汽車のトンネルを抜けると・・・そこにはトスカーナの
昔と変らぬ明るい、まるで天国の様な風景が広がっていた。
目的はどうあれ、罪の無い人間を殺してしまったことに変りはないフィリッパ。
警察官でありながら、その彼女と逃亡するフィリッポ。
どう考えてもハッピーエンドになれっこない2人の逃避行だ。
彼らに残された道は唯一つしか残っていまい。
結局警察に包囲されると、隙を狙ってヘリコプターを乗っ取り
どんどん空高く消えていくラストシーンに唖然とした。
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う~ん・・・これは詩情溢れるメルヒェンと言えましょうか。
フィリッポ親子の心のつながりも涙を誘います。
自身警察高官の父は犯罪者の息子を持ってどうなっちゃったんだろう・・とか
お兄ちゃんに協力する可愛い弟アリエル(フィリッパの教え子)にも
マフィアの手が伸びたんじゃないか・・とか
そういった、普通だったら描かれるであろう種々の場面は一切なく
ひたすら2人にスポットライトが当てられる。
行き止まりの逃避行というのでは「勝手にしやがれ」とか「気狂いピエロ」なんかを
思い出しちゃいますが、
ここでは裏切りの無い純粋な気持ちが最後まで貫かれて
一層美しくも悲しい。
トスカーナを映すカメラが圧巻よ
余談:
斬新なアイディアのLola renntが面白かったテュクヴァ監督の新作は
間もなくBerlinaleのオープニング上映されるThe Internationalです。
またまたワタクシご贔屓クライヴ・オーウェンが主演で
今どきとっても旬な経済危機の黒幕を暴くというテーマだそう。
ハードボイルドなクライヴ様、またまたドンパチしてますが~