ドイツで流行るもの・・・ | ミュンヘン・ カフカ通り徒然日記

ドイツで流行るもの・・・

気持ち悪い話ですが

昨日の新聞にLaus(複数形Läuse=「シラミ」)のことが書いてあった。


えっ??シラミって戦中戦後の思い出話に登場する、あのシラミ?叫び

そう、そのシラミはドイツでは今だにとってもお馴染みな寄生虫なのだ。

ドイツ在住でしかも子供を持つ人間ならだれでも

幼稚園や学校から発信されるシラミアラームを経験済みのはず。


禁止 禁止 禁止 禁止 禁止 禁止

「各家庭、シラミ発見用櫛で頭髪をチェックして下さい。

該当するお子さんは完全にシラミ全滅するまで登校禁止です!」


禁止 禁止 禁止 禁止 禁止 禁止


こんな内容のチラシを

息子も何度もらって帰ってきたことか・・・。

小さい子供たちって

ピタっとくっついてお遊びするのでシラミ君が乗り移りやすいのよね。

うちでは幸い被害にあったことがないのですが(虫もつかない??)

髪に櫛を通す時はさすがにドキドキするもの。

長い髪はシラミ君にとっても絶好の居場所らしく、長髪っ子は特に危ない。


彼のクラスでも低学年の頃は毎年のようにアラーム。

いつごろか、シラミ・エキスパートの母親数人

月一回子供たちの頭髪をチェックするという「シラミ撲滅運動」もありました。

あれはその後どうなったんだか・・・。

子供同士そんなに接近するなんて、恋人じゃあるまいしって年齢に近づいたせいか?

近年聞かなくなったな~。


いったん発見されたら

シラミ専用のシャンプー(Niembaum=インドセンダンの木=エキス入り)で洗髪する他

布団から衣服からぬいぐるみまで洗濯したり冷凍庫で凍死させたり云々

一家総出の大騒動になるらしい。全滅するまでは何日だろうと、何週間だろうと・・・。


禁止 禁止 禁止 禁止 禁止 禁止


この新聞記事では


衛生センターに相談電話してくる母親たちは神経衰弱スレスレ状態だ。

知識不足からあることないこと心配する彼女たちに、正しい情報を提供するのが第一の仕事らしい。

シラミは痒いが、それで命取られるわけじゃない。

もっと深刻な「疾患」は

病的な抗菌マニア、さらには極度のノイローゼに陥る(主に)母親の「シラミ二次症候群」。

そこには”シラミ=不衛生=貧困=羞恥感”という社会心理が働いているからだという。


ふ~ん、そうかぁ・・・。

息子の環境では、皆さん平然と「うちの子にシラミが発生しました~」って堂々としてましたが?

(あのぉ、それはそれで・・・ちょっと、ねぇ・・・)

世の中変ってきたのかな。

二層社会化が進むにつれて、シラミの世界にもしわ寄せがきてるってわけでしょうか。

むむ、奥が深い。


日本ではこんな問題あるんでしょうか?


それから

私自身もちろんノミもシラミもお目にかかったことなかったし、それが当然だと思っていた。

しかし昨今の抗菌流行りも100%は同意できない。

抵抗力がつかないから病気になり、病気になるとすぐに抗生物質・・の堂々巡り。

病院感染のほうがシラミ君よりずっと怖いです。

あ、痒いのはいやだけど(おっ、書いてるうちに痒くなってきた~~)。


痒い話で失礼しましたっ。