Le dernier metro 終電車
昨夜のArteのテーマは
12月に60歳(還暦!)の誕生日を迎える
ジェラール・ドパルデュー。
彼の代表作の一つとして
トリュフォーの終電車(le dernier metro)が放映された。
セザール賞を総なめにした「終電車」(1980年)
ずいぶん前に見たっきりだったし
深々冷え込む夜長には映画鑑賞が一番っと
毛布に包まって頑張りました~。
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ナチ占領下のパリは
夜間外出禁止令のために
メトロの終電車が大混雑するご時勢。
そんな中でも
モンマルトル劇場では最新作準備が着々と進んでいる。
女優兼支配人マリオンは
演出家でドイツ系ユダヤ人の夫ルカ・シュタイナーにかわって
劇場を切り盛りしている。
彼は南米に渡ったことになっているが
実は逃亡の時期が来るまで地下室に隠れ住んでいるのだ。
空気孔を通して聞こえてくる舞台稽古に対して
夜になると降りてくる妻に
アドバイス与えるのがルカの日課だった。
そうしているうちに
彼女と彼女の相手役ベルナールの間に生じる
微妙な恋愛感情をも感じ取るようになる・・・。
ここには存在しないことになっている自分には
どうすることもできないジレンマ。
マリオンはといえば
ベルナールに心惹かれながらも
夫に対する愛情は消えていない。
それはどちらかというと身内・家族の愛情であって、
男女の愛ではなくなったのかもしれないが・・・。
それと同時進行で
レジスタンス活動するベルナールや
劇場存続のためにナチにもおべっかを使う現演出家
出世を夢見る若い女優や
ナチシンパ紙の文化ジャーナリスト
トリュフォー自身がモデルだという近所の少年等も絡んで
どんな苦しい世の中にあっても
演劇や映画が人々の心を潤してくれたという
演劇への賛歌が描かれる。
ナチが絡んでも
何となく軽やかで淡々とした作風が
「トリュフォー映画」らしいのかな。
パリ解放となった後
終盤の劇中劇のシーンがよいですね~。
ラスト、カーテンコールで2人の男たちの間に立って
それぞれに手を握り合うマリオンの
晴れやかな笑顔に女のしたたかさを感じた次第です。
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とにかく
カトリーヌ・ドヌーヴとドパルデューが若かった![]()
ドヌーヴの輝く金髪グルグル巻きは
朝整えるの大変そう・・と気になってしまったわ。
昨10月に亡くなったギヨーム・ドパルデューは
この頃の父親によく似ていましたね。。。
