善き人のためのソナタ | ミュンヘン・ カフカ通り徒然日記

善き人のためのソナタ

昨夜

善き人のためのソナタ(Das Leben der Anderen=他人の生活)

Arteで放映された。

1973年生まれの新人監督Florian Henckel von Donnersmarckは

初めての長編作品にして

2007年度オスカー外国映画賞を獲得しました。



11時過ぎまではちょっと

ハードだなぁ・・いいや、残りはレンタルして見れば・・

なんて思いつつ見始めたのだけど、

つい最後まで惹きこまれてしまったわけです。


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東ベルリン。

家族も隣人も友達も

誰が誰を密告してるか分からない。

そんながんじがらめの時代だ。


忠実な諜報部員(シュタージ)HGW XX/7ことヴィースラーは

人気作家ゲオルクを盗聴するよう指令される。

彼の住む建物の屋根裏で

作家とその恋人で女優クリスタの生活を

一部始終記録していくうちにいつの日か

男の心の中に

芸術・自由な精神・愛・友情への

憧れがは生まれる。


DDRの秘密を暴露する記事を

匿名で西側雑誌に投稿するゲオルク。

女優キャリアと恋人との狭間で

苦しむクリスタの裏切りと後悔。


恋人同士の悲しい結末と

ベルリンの壁崩壊後の

新しい希望とで

胸を強く打たれました。


DDRでは

任務拒絶の罪で逮捕処刑された

シュタージが実在したそうです。

どんな環境にいても

人間の良心は存在するんですね。


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孤独な主人公ヴィースラーが

”善き人”に変っていく様を

静かな説得力で演じた

ウルリッヒ・ミューエは

残念ながら昨年夏に死去。

合掌。


追伸:

目下の内務大臣・タカ派ショイブレ氏が

テロ防止策として

オンライン捜査を提案してるもんで

すぐにパロディー化されましたね~。


シュタージ・ショイブレ