干潟ハイキングに参加 ~青と緑の北ドイツ紀行~
本土と平行するようにずらりと並ぶ
七つの東フリージア諸島。
西から順に
Borkum-Juist-Norderney-Baltrum-Langeoog-Spiekeroog-Wangerooge
(ボルクム・ユイスト・ノルダーナイ・バルトゥルム・ランゲオーク・シュピーケオーク・ヴァンゲオーク)
何度聞いても憶えられない名前だなぁ。
これらの島々が防波堤の役目を果たして本土への波をストップしている。
そして波がなければ打ち砕かれる崖もなし
したがって砂浜もない・・とは今まで考えも及びませんでした。
本土と島の間は大方遠浅で、干潮時には干潟が現れる。
これは満干の間くらい。深さ5センチくらいかな~
フリースランドに旅したら、干潟ハイキング(Wattwanderung)を必ずトライしましょう。
でも引き潮に足を取られて永遠に戻れなくなったり(こわ~・・)
一見小川みたいにサラサラと平和に流れる潮路にはまって
抜け出られなくなったりと危険がいっぱい![]()
実際、私たちが出かける前にも、親子で歩いてるうちに
突然子供が深みにはまって消えたってニュースを聞きましたもんね。底なし沼じゃ~。
というわけで、国立公園認定干潟ガイド付きのハイキングに参加するのが正しい。
Norddeichのインフォメーションで
ハイキングガイドのパンフをありったけ集めて吟味。
ノルダーナイ島まで6キロ歩いて帰りは船でという長距離ルートも
8歳以上からOKとありましたが、
私たちはあまり遠くまで行かない90分・2キロメートルで十分だわねぇ。
うちの短足犬は家においていくつもりだし(エッ?
)
さてさて
前日すんごい強風の中をハイキングしてるグループがいましたが
今日は穏やか・青空も広がってラッキー。
10時に集合場所に向かい
賑やかい子供グループをはじめ20人くらいの参加者に合流。
ガイドのTammeさんはいかにも北ドイツの海の男風(って勝手に
イメージしてるだけですが)。
潮の干満のしくみや干潟の誕生経過などの説明を受けながら
まずはSalzwiese(塩沼)へ。
干潟が干上がったままになってできた陸地で
塩分を含むため特定の植物しか繁殖しない。
それを好んで食べる羊とここに巣を作る鳥たちの場所取り合戦は
人間社会(農産業vs自然保護)にも及ぶ問題だったりするそうだ。
ここからいよいよ干潟に足を入れる。
私と夫はトレッキング用サンダル、息子はあとは捨てるだけの古いスニーカーといういでたちですが
ソックスだけの人や長靴の人といろいろ。
裸足でもOKだけど、砂の中に潜んでる貝の端っこで怪我するかも。
さぁ!意気揚々歩きましょーっと踏み出した途端に
泥沼に足を取られて、まぁ歩きにくいことったらない。
靴底と泥の間が真空状態になってるんだな。
これはエネルギー消耗するわ![]()
向うの島までの6キロコースにしなくって大正解・・・と思った。
場所によっては固めのところもあるし
潮路には貝がいっぱい敷き詰まっててホッと一息。
その潮路も侮れないとのことだけれど。
果てしなく続く干潟・・・別世界だ
Tammeはスコップで泥を掘り起こして
いろんな貝やミミズなどを見せてくれたり、
干潟ハイキングで注意すべきことを教えてくれたりしました。
干潟にいると、距離と時間を忘れがちだと。
陸からずいぶん遠くまで来て、まだ大丈夫って思ってるうちに急に潮の流れが変ったりする。
さらにそこで霧が出たときには、人間の方向感覚はゼロに陥る・・・。
こうしてガイドについて歩いてる分には心配ないわね。
それに今日はいい天気だし。
もうこれ以上泥だらけになれませんってくらい汚れた足と靴。
足はTammeが用意してくれた真水でザッと洗い
素足で駐車場まで歩いた。
家に戻ってから3人揃って(同時にじゃないよっ)石鹸たっぷりでシャワーした次第でした。
あ~疲れた![]()
干潟の真ん中に立って
360度ぐるぅ~っと見渡すと
陸地の車も人も豆粒みたいに見える。
自然の営みの不思議・素晴らしさと、
人間の無力さを感じた体験でした。


