ルール地方・工業文化街道めぐり その一 ~青と緑の北ドイツ紀行~ | ミュンヘン・ カフカ通り徒然日記

ルール地方・工業文化街道めぐり その一 ~青と緑の北ドイツ紀行~

南ドイツのミュンヘンから貸し別荘のある北海の町ノルデンまでは

約1000キロの道のり。

一気に走るには同行の犬もハードでしょう・・・

なんて、犬のせいにしちゃあいけませんね。

わたくしたちも年とともにゆっくりのんびりの

旅が得意になりました。


というわけで

初日は4時間走ってフランクフルト止まり。

お友達宅にお世話になりました。

今日は北西に向かってさらに約200キロ。

目的地はドルトムンだ。

延々続く山がちの風景を抜け、

やって来ましたルール地方。


ルール地方(Ruhrgebiet=ルァ地方)っていうと

ドイツ一の工業地帯って学校で習ったですよね~。

ドイツの人間にとっても、炭鉱やら工場やらが

立ち並び労働者が多い地域って感覚があるらしい。

ライン川とその支流のルール川・リッペ川の間に密集する

各市を総合すると、人口5百万以上の”大都市”だ。

サッカーファンには、ドルトムントやシャルケやボーフムなど

ブンデスリーガのチームでおなじみでしょう。

私もそのくらいの知識しかありませんでした。


ところが

炭鉱産業が落ち目になった今、

廃屋と化した数々の工場を観光のスポットとして再利用してるそうだ。

その名もRoute der Industriekultur (工業文化街道)。

ふぅ~ん、想像力に乏しい私には製鉄所の廃墟も観光名所になるなんて

イメージ湧かないんですけどね・・・。

技術系の夫の一声で、いくつか見学することになりました。


まず立ち寄ったのが

ハーゲンのヴェストファーレン野外博物館

谷間の町のさらに奥まったところに

昔の木組みの家が点々としている。

ここでは産業革命でブレークする以前から存在した

炭鉱業をはじめとする職人業の流れを知ることができました。

鍛冶屋・縄職人・ビール醸造・パン職人・製紙業・革職人・染物屋等々。

各工房で実技披露もしてくれます。

手際の良い職人さんの仕事振りを見るのは楽しいもの。


Hagenの野外博物館



ルール地方って意外と緑が深い


まるで日本の山奥の温泉町?を彷彿させる雰囲気。

鍛冶屋の煙突から煙もくもく・・・トンテンカンテンかなづちの

音が響いてます。

時間はちょうどお昼時。

地ビールを飲ませてくれるお店は残念ながらお犬様御免なので

谷の一番奥に暗~くどっしり立ってるレストランを目指す。

せっかくヴェストファーレンに来たんだから

土地の名物を食べたいと選んだ一品は・・・


豚ばら肉(分厚いベーコンだぁ)

ジャーマンポテト

煮豆(ったって、ほとんど煮崩れ状態)

申し訳程度のにんじんソテー


いやぁ~量もすごいし目が点になっちゃいました。かお

味は悪くないんですけどね~

私などは一生に一度食べたらもう十分よ。

朝から晩まで炭鉱で働いた男たちだから

ビール飲みながらこーゆーのを食しても許されるというもの・・・。

ここは日本人になって写真に撮ってしまいました。



気分は2000キロカロリー


今日と明日は

ハーゲンとドルトムントの間

ルール川沿いにあるキャンプ場にテントを張ります。

地図で見るとアウトバーンが網の目のように走る

とんでもないところか・・と思いきや

眼下にルール川が流れる高台。山側には古城の塔なんかも見える。

大方夏休みも終わってるのか、テント族は皆無で

広々~の野原を独り占め状態。


ルール川沿いのキャンプ場にテントを張る


今夜はもうほとんど絶食でもよいくらいだが・・

お湯を沸かして持参したNissinのカップヌードルをズルズルとすする。

明日は80年代までフルで機能していたという鉄鋼所を見学よ~。

なんとロマンチック。