ドイツの学校 | ミュンヘン・ カフカ通り徒然日記

ドイツの学校

ここ数日やっと夏らしい暑さが復活してます。

日本に較べたらずっと北国のドイツでも、

近年は結構な蒸し暑さになる日もあせる

(そんな、甘ぁ~いっ!っておっしゃるでしょう。

それはごもっともですが・・・)

昨夜など寝苦しくて、おまけに蚊にさされて

ひどい目ついた。



夏休みが目前に迫りましたが、

そもそもドイツの子供たちは

学校にいる時間が短い。

授業は小中学校ではお昼過ぎに終わる日が多い上に、

特にここバイエルン州(学校は州レベルの管轄内)は

旗日・お休みがやけに多いのです。

カトリックが強くてバロックになりがちな土地柄だからかしら?

事実、ミュンヘンはイタリア最北の町だとか

自負してますもんね。ははは。チョキ



日本でもお馴染み

夏6週間&春・冬各2週間のお休みの他に

秋休み1週間に始まって

(この10月下旬のお休みって、

本来秋の収穫時に農家の子供たちが

駆り出されるためだったとか?)

カーニバル(立春の頃)1週間、

とどめに聖霊降臨祭(初夏)が2週間。


日本の方々からしたら

そんな休んでばっかりでぇって

言われちゃいますね。


公立校は金曜日までありますが、

息子の通ってる某私立学校は

明日水曜日が最終日。

だいたい、7月に入ってからは

修学旅行引率等で不在の先生方も多く、

通常授業がままならない状態が続いたあげくに、

明日は年に一度っきりの通信簿をもらって

10時過ぎにはご帰宅でしょう叫び


どんなことが書いてあるかな~今年は。

担任先生から各課目の

先生まで点数なしの全て文章のみの

絶対評価だから、どのように解釈しようとこっちの

勝手なのが、長所でもあり短所でもあり・・。

とりあえず巷の厳しい教育制度とは

無縁なのですが・・・。


友人知人親戚のお話を聞くと、

ドイツの学校システムは問題ありっと憤りを感じます。

だって、

5年生に上がる段階で、

進学校(ギムナジウム)・実業学校(レアルシューレ)か

中卒コース(ハウプトシューレ)の選択に迫られるんです。

5年生時ということは、3年生くらいからすでに

テスト攻め点数&成績表重視が始まる。

遅咲き・大器晩成が許されない世界。


出来ればギムナジウムに進んでアビトゥーア

(大学入学資格)をキープ、

それが無理ならレアルシューレも悪くない、

でも絶対に中卒コースだけは避けたいと

テストの結果ごとに親子共々一喜一憂戦々恐々の

ホラー状態が続くのだそうです。


問題はこのハウプトシューレ。

誰も好んで行きたくないのには理由があるんですよ。

親が子供の進路勉学に興味のない家庭や

ドイツ語に疎い移民系家庭の子息女が

大部分を占めているという。

先進国のご多分にもれず少子化の進むドイツだから、

そんな学校には自分の子を入れたくないと思う親心。

その悪循環が泥沼化しているのだ。

昔は中卒~職人修業~その道のマイスターという

確固たるシステムがあったのにです。

昨今では計算も普通の口の利き方もまともに出来ない

子供たちが行くところというイメージが出来上がってしまった。

数日前の新聞に、

就職口は十分にあるが

それにふさわしい若者が見つからないんだと

ぼやいてるマイスターの記事が載っていました。


誰もがアビトゥーア取らなくたっていい、

いろんな分野で専門家がいて初めて

健全な社会が成立するわけで・・

ハウプトシューレを復興させて魅力的にしないことには、

社会のバランスは崩れる一方でしょう。

政治家の皆さん、支持率保持にばかり走らずに

真剣に教育現場について考えていただきたいもんですよ。


そういった苦しみを

味わいたくない(味わわせたくない)と

選らんだ一貫教育ですが、

子供が今いる勉強レベルを常に

把握していなきゃいけないのは

どこに行っても同じってことですね。


はぁ~、ちょっと固い話題でしたね。

書いてる方も疲れちゃいました。