カザロヴァのリサイタル at Prinzregententheater 2 | ミュンヘン・ カフカ通り徒然日記

カザロヴァのリサイタル at Prinzregententheater 2

7月19日(土) プリンツレゲンテン劇場


ヴェッセリーナ・カサロヴァ(メゾソプラノ)

チャールズ・スペンサー(ピアノ伴奏)


曲目:


G.F.HÄNDEL

Dove sei, dolce mia vita

(Ottone, オペラ”Re di Germania”より)



Bella sorge la speranza

(Teseo, オペラ”Arianna in Creta”より)


Scherza infida

(Ariodante, オペラ”Ariodante”より)


JOSEPH HAYDN

カンタータ”Arianna a Naxos”



W.A.MOZART

Pupille amante

(Cecilio, オペラ”Lucio Silla”より)


Abendempfindung

Die kleine Spinnerin

Das Lied der Trennung

An Cloe


Szene mit Rondo,

 (Idamante, オペラ”Idomeneo”より)


アンコール曲:

Parto, Parto ma tu ben mio

(Sesto, オペラ”La Clemenza di Tito”より)


Kalimanka

(ブルガリア民謡)


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以下素人耳のつたない感想です。


カサロヴァを生で体験したのは

1月のアリオダンテのみの私。

でもあの時のカリスマと感情移入が印象的で、

今回のヘンデル・アリアを楽しみにしてたんだけど。


ヘンデル・オープニングはブレーキかけてたのか、

意外とおとなしい・・・。

エンジン温まってない感じというか。

ちょっとがっかり気分。

う・・このまんまだったら、ダンナじゃなくても

眠くなっちゃうかも・・なぁんて失礼な私。


それが、ハイドンになると、

どんどん声の伸びもよくなって

全然違う。

はいっ!目が覚めましたです!

20分近い長丁場のクライマックスが終わると

観客席から最初のブラボー!が。

(ちなみにこの曲、コノリーさまもリサイタルCDで

歌ってて、それが一曲目だったのです。

なるほど、そのせいかなんとなくウォームアップ

されてなくて残念)


十八番のモーツァルトでは、

私知らなかったのですが

こういう歌曲もあるんだぁ・・?

あんまりモーツァルト風に聞こえなかった。

アリアは流石で、声量も艶もバッチリ。

聴衆をすっかり引きつけてました。

彼女のIdamanteとSestoは

確かDVDが出てるんですよね。


2度目のアンコール曲は

故郷ブルガリアの民謡です。

ちょっとアジア的な響きも感じられる

懐かしいようなメロディー。


2時間ちかく歌い続けって

大変なことでしょうに、

アンコールも素晴らしく

いつまでも拍手が止みませんでした。

私もずっと彼女の歌声を聞いていたかった。


オペラなら演技しながら実感できる

気持ちの高ぶりとか悲しみとかを

こうしてリサイタルで断片的に歌うのって

難しいんだろうなあと思う。

一曲終わる毎に

次の役・シーン・気持ち・・へ切替する際の

表情も興味深く。

それから、彼女って普段は

ささやくような可憐な高い声なんですよ。

なのに、歌うときはメゾソプラノで

暗い情念やら色気やらを表現する。

不思議ですけど、歌う声と話す声は

別のところから出てくるんでしょうか。




sento brillar
カザロヴァ初ヘンデルアリア集



今日になって

彼女の新CD”Sento Brillar ”が金曜日に

リリースされたばかりと知る。

なんとヘンデルのアリア集。

ヘンデルアリア集出す方

多いですねぇ~。

ちなみに私もコジェナ、キルヒシュラーガー、

それからコノリーさまと3枚持ってて

聞き比べも楽しいんだけど・・

(それぞれのいいところをね)

これでカザロヴァ版まで買ったら

いい加減にしろぉって言われそう?

本当はね、オペラ全曲が理想なんですけど、

なにせ2枚組だ3枚組だとお安くないのが難。