人にとってはどうでもいいことだからこそ、話す必要があるのだ。 | コリンのブログ

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「膵腺房細胞癌」でこのブログにたどりついた方がいましたら、2014年5月20日以降の「お母さん」というテーマで書いてます。

昨日くらいから、急激に回復してきていると感じる。

ブログを通してコリンの不調に心を寄せてくれたみんなに感謝。

ありがとう、心から感謝しているよ。

 

少しずつ、いつもの冷静さを取り戻し、いつもの感情に戻ってきているのが自分でわかる。ここ数日のブログを読み返してみて、コリンの推測は大体合っていたと思う。

 

原因①

久々の高熱(38.5℃)が出てしまい、2日間寝込む。

市販薬のパブロンを飲み、花粉症の薬ザイザルとポララミンを飲む。

 

原因②

ここ一年程、生理不順で、今回は前回の生理から2週間しかたっていないのに、風邪の翌日に再び生理となり、頭痛がひどいため婦人科でもらったロキソニンを飲んだ。寝込んでいた2日間、御飯を食べられなかったので、リポビタンⅮを飲む。

 

→ 薬剤師さんに言わせると、薬の飲み合わせで特に悪いものはないらしいが、やはり個人の体質によって違うし、副作用の影響も個人で違うとコリンは改めて思った。また熱により、絶対何かの脳内物質が正常に伝達されず、そこに異なる薬を一気に摂取してしまったため、さらに何かのバランスが崩れたと自分で感じる。

 

原因③

何でも話せて、一緒にいて楽しいと感じていた友人から子供の誕生を聞く。今まで、多くの友達の妊娠・出産を聞いてきたし、自分では思う存分不妊治療をやって、それでもできなかったのだから、仕方ないと受け入れられてると感じていた。

 

→ 熱は治まったが完全復活できていない体調の中、この友人に久々に会うのが嬉しくて出かけてしまった。そして、友人によるビッグニュース。いわゆる「できちゃった婚」

先のブログで「大人な態度」を取ったと書いたが、今までもさんざん友人達の妊娠・出産は聞いてきたし、そりゃ子供に恵まれなかった自分が正直寂しいと感じる事もある。でも、今回の友人の報告がそこまで自分に影響を与えるものだとは、この時は思ってなかった。

 

原因④

不妊治療中に、金銭的に余裕があったため、多分普通の方より多くの治療回数をこなした事による、卵巣機能の低下で更年期症状が現れたのか。

 

→ 44歳という年齢を考えると、更年期には少し早いと思うかもしれないが、実際早い人もいるし、コリンは排卵誘発剤を最大限使用した不妊治療を14回程トライした。卵ができにくかったので、通常なら150単位を10日前後の誘発を、300単位×18日間とかを毎回普通にこなしてた。コリンは何事も一生懸命やってしまうのだ。それにより、卵巣機能が低下してるのは、まぎれもない事実だ。

 

 

先週末から起きたコリンの異常な程の精神不安定は、これらの要素がどこかで重なり合って、コップの水が溢れてしまう感じになったのだと思う。そして回復してきている一つの要因として、原因③の事を正直に友人に話してみた。「私は、友人が好きだ。素直に話せて率直な意見交換ができる事が私には楽しい。好きだからこそ、子供ができたと聞いて、その子供に嫉妬してしまったのだと思う。子供の事を考えれば、私とたまに会って話す時間が取れなくなるのではないか。私は自分の楽しみの欲求だけの為に、友人の時間を奪ってしまうのはいけないことだと考えてしまった。そして、このことを正直に話すと、友人が私に遠慮して私から距離を置いてしまうのではないか。それはとても寂しい事だ。できれば、私は今までのような楽しい関係を続けたいと思っている。」

そしてその友人は、「心配ない。友人関係は変わらない。」と言ってくれた。その言葉は温かく信じられるものだったから、私は一気に安心したのだと思う。話す前は、私の考えが子供じみていて、エゴイスト過ぎるのではないかと不安だったが、結果良かったと思う。

 

実は、その前に4人の友人にアドバイスをもらった。

一人目は、「話すべきではない。その内容は相手を怖がらせて、今の友人関係が壊れてしまうかもしれない。更年期の不安定さだから、とにかく何か他に楽しみを見つける方が良い。それから、リポビタンⅮを飲むより、オレンジジュースを飲んだ方がよっぽどいい。栄養ドリンクはダメだ」と言った。

二人目は、「自分の感情を抑え込まず話した方がいい。とにかくため込まず話すこと。そして、婦人科にも行き、今の状況を先生につたえること。更年期というよりも、甲状腺の病気かもしれない。甲状腺のホルモンを調べた方がいい。もしそうであれば、適切な治療が必要だから。」

三人目は、「話すのも話さないのも、自分で決めればいい。自分だったら、話さないかもしれない。でも、私が話して楽になるのなら話した方がいい。」

四人目は、「明らかに薬の飲みすぎだ」と言った。それから、この友達も、栄養ドリンクはダメだといった。カフェインも入っているし、栄養はとれても精神を安定させるには、よくない。それなら、甘酒を飲むようにアドバイスされた。

 

結果として、コリンは話す事に心は決まっていた。そして実際に話をしながら自分で見えた来た事は、友人の子供に対する嫉妬心がないとは言えない。でもそれが大きな要因ではなかったということ。それより、友人を失うかもしれないという「喪失感」に対する大きな恐怖があったということ。そして、喪失感を感じる背景には、今回の風邪による肉体と精神のバランスに乱れが生じていたという事が原因だったということ。そして、心の奥の方に潜めていた母を失った喪失感が、思わぬ形で再び現れたことである。

 

最後に、今回のブログのタイトルの通り、人にとってはどうでもいい内容である。「だから、話しても仕方ない。話してもどうにもならない。時間と自分で解決するしかない。」といつものコリンは考えてしまう。それはそれで、間違ってないと思う。ただ今回さらに追加で加えたい考えとして、「他人にとってはどうでもいいこと」なのである。つまり、他人は冷静に今の状況を判断してくれる。であれば、他人の冷静さを逆に利用させてもらっちゃえばいいじゃないか。他人はそれだけ今、余裕があるんだから、余裕のない自分をさらけ出し、相手の余裕を分けてもらえばいいじゃないか。そういう道もあると新たに思えるようになった。