こんばんは
ただいまブラックコリン出没中 ~
82歳になる親戚のおばさんが、頻繁に母にお線香をあげに来てくれる。足が悪いのに杖をついて来てくれるので、ありがたいことだと思う。
そして、毎回何度も言っていく事がある・・・。
「可哀想になぁ。まだ若いのに、可哀想に。おばさんが、代わってやれたら良かったなぁ。」
優しいコリンは笑顔で答える。
「そんな事いわないで、長生きしてね。」
するとおばさんは、また同じことを言う。
「可哀想に、本当に代わってやりたいよ。」
はっきり言って、ウザイ!!
そんな事をいうコリンは罰当たりかもしれない。
でも毎回くる度に一日に何回も、何回も、何回も、「変わってやりたい」と、できもしない事を連呼されると、正直ムカつく。笑顔の裏でコリンの心はつぶやく。
「代われるもんなら変わってよ!!
今からでもいいから、おばさんが代わりに死んで、
お母さんを連れ戻してきてよ!!」
悪気のない慰めは、時に心をえぐるのだ。