本日はお休みなのでNHKの「カーネーション」を見て「あさイチ」 クリックを見ました。

 家計簿の付け方、参考になりましたね。

 実は私が「簿記」に興味を持ったのは、お小遣い帳がキッカケだったんです。本当のキッカケは母が付けていた「家計簿」かもしれません。

 ある日突然、父が持って帰って来た家計簿(銀行が粗品でくれるヤツ。余ったらしい。)を付け出して、三日坊主にならずに続けていたので「何でそんなん書いてるの?」って聞いたら、「何に使ったか書いといたら、無駄遣いせえへんやろ」って言われた。「小遣い貯まるンやろか?」という素朴な疑問で小遣い帳を付け始めた。父親が無駄遣いしているノートの残りを使って始めた小遣い帳。何がイイのかサッパリ分からず、色々工夫して短大生になるまで付けていたんです。

 工夫は「月々の小遣い」「おばあちゃんから貰ったお金とか、小遣いの繰越金など」に分けて財布を作って、それぞれに帳面を付けていましたね。これでも結構無駄遣いしないようになっていたと思います。っていうか、元々ケチだから、そんなに無駄遣いしてなかったんですけど、ジュースとかお菓子は買わないように我慢していましたね。

 短大の時に「簿記」を習います(大栄経理学院で)。その当時、現金を集めると纏まったとまではいかないけれど貯まっていたんで「貯金」をしようかと思い始めた所(時代はバブル。預金知識だけでも夢があって楽しかったなぁ)だったんです。でも、財布の中身を複雑にすると「困る」のでイイ案がないかと思ったら、簿記にヒントがあった。「現金」「預金」と各種経費科目に分けて帳簿を付けること、貸借対照表は左右(貸借)が一致する・・・そっかぁ~なるほど~そこから私の「経理WOMAN」生活が始まったんですから、人生分りませんよね。

 「あさイチ」で紹介された「家計簿」は正にソレ。私の場合は小口、繰越金、切手代(当時、海外文通をしていたから)で限度額(予算)を決めて、そこから引き算をするんです。そうすると月末には「ヤバイ!来月に買おう」ってことになる。それなりに生活の工夫もするし。

 で、私の場合は「簿記」を習っていたので、月末に貸借のチェックをしていました。現金、預金は左(借方、つまり資産と考える)、予算の残額は左(貸方、引当金と考えた)に並べ、貸借が一致するのを確認してから、月初に進んでいましたね。会社に入ってから更に複雑化しますが、基本はこんな感じでした。会社の先輩は沢山財布を作って管理していたようですが、沢山の金融商品があるんだから、使わない手はないとのことで、私はMMC(現在スーパー定期、当時は自由金利って1000万ないとダメだったんですが、300万円、100万円とかにも適用になって画期的な商品だった)とかに預けたくって。

 「あさイチ」に戻ります。今日紹介された家計簿の画期的な所を紹介すると「雑費」がないことが面白いです。理由は「無駄遣いをなくすため」。それと「交通費」などもナシ。つまり「交通費」とか「雑費」と言っても何らかの為に支出したんだから、そこの科目に入れるってことなんです。動物園に行く場合、電車賃、入園料、お弁当、お茶、お菓子など必要です。その費用の全てを「娯楽費」にしてしまうんです。そうすることで「1つの行動に対して、どれだけ費用がかかったか」が分かるのです。本当の経理では消費税の問題とか、交際費課税の問題とかあるので100%応用出来る訳ではありませんが、参考になりました。

 改めて「簿記」の基本と重要な役目を理解出来たので、面白かったです。

4829206020 家計簿 2012年
羽仁 もと子
婦人之友社 2011-10

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