今日、休みだったのでNHKの「あさイチ」を何気なく見ていたら、本当に為になる内容で見入ってしまいました。

 タイトルは「誰か教えて!子育てのしかた~今注目のどならない子育て~ 」。 押

 実は私は母親にビンタばかりされて育っています。怒鳴らない、ってこと無かったです。最初にキツく言う、怒鳴る、キレる、最後にビンタ。だからこの番組の内容が本当によく分るんです。子供の頃から母親のしていることは正しいとは思わなかったです。自分のしていることも正しくはないけれど、こっちにだって言い分は子供なりにある訳で、そこをビシャッとビンタされると、言いたいことが吹っ飛んでしまって、不完全燃焼のまま、そして親に対して怨念を持ったまま終了してしまうんです。

 で、こんな毎日を一日中それも親子3人だけの空間で過ごしていたらたまったもんじゃない。これぞ「母子カプセル」。そうすると私が我慢することにすると上手く行くことに気付くのです。弟は「僕はお姉ちゃんと違ってイイ子」ってアピールする。こういう感じで「仮面家族」が出来あがって来るんですよね。そうやって母親が家庭内で一番BIGになる。面倒くさいから母親言いなりになり、母親中心で物事が回り出す。そうやって大人になった時、結婚すること、子供を作ること、子育することに不安を持ったり、自信が持てなかったりするのかと、私は思っています(これは個人的な意見ですので)。

 とにかく、小さい頃の私が言いたかったことをテーマにして頂いて大変うれしかったです。ありがとうございました。

 今日の「あさイチ」で為になったこと。それはスグに叱るのではなくて、まず「共感」してから「具体的に話す」こと。これは子育てだけじゃなくて、会社でも役に立ちそうだと感じました。良いセールスマンって共感してお客さんに目一杯意見を言わせておいて、お客さんのニーズを掴みますよね。なるほど(と、頷く)。それと女性の会話のイロハでもあると感じました。女性の会話って例えば「あの人、ムカツク」って言うと、「そうそう、ウチもそう思う」とかって共感してから話が盛り上がり、結論無くテキトーに切り上げるパターンが多い。結論が無いけど、言いたいことはシッカリ話しているし、当人だけでは誰も傷付くことなく上手く話しているしなぁと。ゆっくり、落ち着いて話をすると女性は元々能力的に備えているから大丈夫なんだよって思いました。

 あと、視聴者さんからの御意見で「最近の若い人は上司から怒鳴られるとフリーズ(固まる)してしまう。それは怒鳴られることに対して免疫がないからではないか」との御指摘がありました。先生方からの御意見では結論のようなスパッとした答えが無かったのが残念でした。私の個人的な意見では、親が怒鳴ってしまって結論を出して話を終了させてしまうと、自分の言いたかったことを我慢したり、口に出す習慣がないから、咄嗟に言葉を返したりすることが出来なかったりして混乱してフリーズ、委縮して何も出来ない状態になるのではないかと思います。ひょっとしたら相手に言わすだけ言わせておいて、後はスッパリ忘れると精神的健康にイイことを体が覚えているのかもしれませんね。1960年以降って核家族が増えて、母親一人が混乱しながら育てた環境だから、大の大人でもそんな方多いのではないでしょうか?大の大人に対しても一旦深呼吸して「〇〇なのはわかるよ」って共感してあげるとお互いにお話が出来るチャンスがある訳で、上手く行くんじゃないかと思います。一方的に言ってしまうとお互いに傷付くし、何も残らないですね。大体、年下は誰でも子供と同じですもんね。

 「共感」かぁ。今まで初対面の方にお話しする時、頑張って自分を曝け出して間を持たせることに頑張って疲れ果てて「やっぱ一人がイイ」って思っていたけど、「共感すること」で相手の話を引き出すことが出来るなら、上手く行けそうな気がします。