昨日放送されたダルビッシュの会見。何か寂しくなかったですか?
 最近、野球が面白くない、って思っていますが、面白くない理由がダルビッシュが語ったメジャー行きの理由の理由と同じような感じがします。
 野球を見てたらソコソコでやっているような感じさえ受けます。大阪弁で言う「いてもうたれ!」っていうガッツもナシ、ダラーっとしたゲーム展開で勝ったのか負けたのか意味不明の試合あり、優勝しても感動ナシ。これじゃぁ皆メジャーへ行ってしまいますよね。
 「大橋巨泉のこんなモノいらない!?」(日本テレビ 1987~1989)で日本にFAが無かった頃「こんなモノいらない!?プロ野球」でFAの問題点を話していました。当時、アメリカではFAという制度があって、高額で移籍出来ると言うメリットもある半面、報酬が高すぎて実力があっても野球生命を断たれる運命の方もいるとのこと。番組としてはFAを日本でも採用すべきであるけれど、プロとして冷遇された方とか、チャンスが無かった方を対象に、入団後7年(だったと思う)後にFA宣言をしてもいいという制度ではどうかというものだったと思います。有名選手がFAをされると、皆、報酬のいい大リーグ(メジャー)の方へ行く可能性があるから、チャンスの無かった選手を対象にすべきだと。
 日本でFAが採用されたのはこの番組放送後の数年後。もし、番組通りにチャンスの無かった選手のみがFAする権利があれば、ダルビッシュがメジャーへ行くこともなかったのではないかと、ふと考えてしまいます。
 野球を今一度考えなおす時が来たのかなぁと。本当にそういう意味で昨日の会見は寂しかったです。