レディ・ガガ～久しぶりに素敵な人～

　今朝、撮り溜めビデオを見ていたら、レディ・ガガの特集がありました。
　残念ながら私の最初の印象は「ケバイ女」。ａｕのポスターの印象が強かったしね。
　印象が変わったのが東日本大震災の時に来日して、記者会見の映像が流れた時です。本当に「ケバイ」「目立ちたがり」の方は質問をされたら、奇声を発したりして面白さを強調します。その時の彼女は恰好こそいつも通りの「奇抜」さはあったが、真剣な眼つきだったし、相手に対して丁寧だったから。そして言葉を真剣に選ぶ。その時感じたのが、恰好は手段、頭は賢い。
　お笑い芸人でもそうですが、恰好と行動が別モノである方を見分けるには、馬鹿になりきれているかどうかなんです。イジメを受けた人や、周りの人と馴染めなかった人にはスグに分かります。そう、今までの自分とオサラバして別の人間になって思い切った行動をしないと、自分の居場所がないし、生きていけなかったからだろうと思うのです。
　私も最初、ＴＨＥ ＡＬＦＥＥのコンサートに行く時には、普段決して着ることのない服を着て、昔は勤めていてもメイクなぞしたこと無かったのにメイクをして、ハイヒールを履いていました。そうしないと気持ちも向かなかったし、ノルと言うことが出来なかったから。今は少しだけ綺麗にしているぐらいかな。仕事に行く時も歯磨きとか、髪のセットをして気分を盛り上げますが、普段の自分は本当にだらしなく、本当に何もしません。だから部屋は荒れ放題。自分らしく振舞っていないから、時折しんどくなるんですよ。
　本当の自分は暗い狭い部屋で一人でパソコンかテレビに向かっている姿かもしれません。
　そんな私が彼女を見ていて時折不安になることは、今はいいけれど、そのうち精神的に不安定になるのではないかということ。奇抜なファッションが手段だとすると、どこで上手くイメチェンするのかが今後のカギではないかと感じています。
　彼女の好きな所は、マドンナと違ってお金の臭いがしないところ、媚びないところかな。
　

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