橋下徹(もう市長でもいいかなぁ)をテレビで見ました。本当に私と同じ年?って感じることもしばしば。

 皆さんは狂気と感じるのでしょうか、それとも変人、偉人・・・。私は彼は常識人だとと思っています。公務員からの反対こそあれ、世間から「辞めろコール」は一度もなかったから。彼に対して「マナー違反」だの「不適切発言」だのということはまず聞かなかったような気がします。

 大阪府知事の時の功績を選挙中に知りました。何時もテレビでやっていることは議会との対立とか、そのことに対するインタビューとかばかりで、肝心の政策についての結果は殆んど公表されていなかったことに気付きました。「赤字を一掃した」ことについては本当に頭が下がります。今までの知事は言うことは立派、出来なかった時の言い訳も立派で、何一つ達成出来ていなかったような気がします。大阪府が黒字に転じたってことは「やれば出来る」イイお手本ですよね。

 私が橋下元大阪府知事の製作で一番気に入っているのが「企業会計に近い財務諸表を作成する「新公会計制度」を導入」「もう禁じ手使いません」大阪府、全国初の財政規律明文化条例提案へ 2011.5.13 産経新聞)

 何故かと言うと、ある財政破綻した町の会計方法をワイドショーがやっていて、その時に「粉飾決算の方法と同じやないか」と感じてしまったから。企業会計原則は「発生主義」といって売上、仕入、経費が入金、出金があった時に計上するのではなく、事実があった時に計上するのです。当然、売上が今日あっても入金は数ヶ月後ということがあっても売上の計上は今日で、お金が動いていないから「掛」という帳面に記入します。だから売上にかかった仕入、経費が同じ月に計上できるので利益が把握出来るのです。反対に「現金主義」は出納帳のみで決算する方法で、当然帳簿管理は簡素化出来るが、利益管理が出来ない欠点があります。そう、利益管理が出来ないと言うことは、粉飾し易い経理なのです。売上のお金は先に貰って、支払いは延ばすだけ伸ばすと、利益が上がりますよね。財政破綻の先延ばしの手法がこんな感じ、と理解しています。

 そこを上手くついたところがスゴイと個人的に感じています。責任追及もし易いし、言い訳が出来ないと思う。本当に予算がないのか、無駄遣いなのかが判明すると思う。そうしたら「増税」と言っても皆が納得するのではないでしょうか。

 今度は大阪市も同じく変えてほしいと思います。ガンバって下さい、期待しています。