最近お気に入りの番組「先輩ROCK YOU」。

 その番組の、ごく普通の目立たない方にスポットを当てる「心ゆさぶるトゥルーストーリー」。光の当たらない縁の下の力持ちだからこそ、説得力があり、為になるんです。

 今回ご紹介するのは町工場再生そうじの魔法物語 / 古芝保治 (2011.10.29 日本テレビ)。

 東大阪市の町工場。技術はピカイチ。仕事も順調・・・だったのですが不景気で仕事が激減します。時間も余ったので「じゃあ、掃除でもしようか」ってことになりました。まわりの職人さんは「町工場ってもんは、これが普通」って感じで、モノが無造作に雑然と置いてあることが当り前で、掃除を始めた社長を馬鹿にします。でも、社長は挫けず一生懸命掃除に取り組みます。最初は雑巾1枚で掃除。使っていないものがあるんじゃないかと気付き、パソコンや機械、道具に付箋を貼り、半年間付箋が取れなかったモノ(半年間、誰も使ったことがないって証明するために付箋を貼ったんです。アイデアですね)を処分。その次はドリルの部品が無造作に置いてある箱に注目。ドリルが必要な時に社員が部品を取りに来るのですが、その部品を選んでいる時間が結構かかっていることに注目した社長。時間を計り、時給単価で計算すると年間3000万円(私の記憶なので確かではない)になってしまうとのこと。そういった部品の一つ一つを整理整頓し、合理的に、作業しやすく、頑張ったのです。その頃になると社員も社長と一緒に掃除をします。そして、どんどん綺麗になるんです。

 努力は実るのです、時間はかかりましたけど。

 新規の取引先の方が来られた時、その現場の綺麗さに感動され、信用を得られたのです。

 

 誰でも知っている方のストーリーではないので大変面白く、気に入っています。DVDにして販売していただけると、ありがたいんですけど・・・仕事の参考になるんです、是非宜しくお願いいたします。