鬱病、普通は気分が憂鬱になってなる病だと思っていませんか?

 実は、偏った生活習慣からの機能低下によって引き起こされる鬱病もあるのです。

 これは、医学の専門家が書いたのではなく、私『くり~ぃむ』個人の勝手な見解と経験によるものですので、参考程度にお願いいたします。

 私は歯科矯正をしました。11年前かなぁ。30歳近い年齢になると子供の矯正と違って、根を生やして完成した歯並びを動かすのですから相当痛いのです。歯をぶつけたとき痛いですよね。その痛さが常々あるものですから、当然食事はできません。歯科医はよく言うんです「痛い時は我慢しないで、痛み止めを」って。でも食事の度に飲んでいたら、依存症になりそうなので我慢しました。以前、生理痛の度に飲んでいて、バファリンが全く効かなくなったことがあるから。母が作ってくれる食事は普通のもの。大人の矯正は親知らずを全部抜くことから始まり、顎の大きさに合わせて、余ってしまう歯を抜きます。矯正をしないとけない人って親知らずに異常がある方が多いのでは?と思います。私も4つとも普通の歯医者で抜けないもので、大学病院へ行ってもベテランの先生が困っている様子でしたので、さぞかし大変だったのでしょう。そんな時でも夕御飯に筑前煮を平気で出せる母親なんですから呆れてしまいます。無知って恐ろしいです。

 歯が痛いこと、周りが完全にというか恐ろしいまでの無知であること・・・家で食事を取ることはなくなりました。毎日、食べると痛いものばかりで、食べられないことを伝えると母はブチ切れするから。専業主婦ですから、情報量は身の回りの自分中心のことばかりで、自分の知識に無いことは、怠け者だとか自分勝手で押し通してしまいます。最終的に食べられる物が、プリン、軟らかいわらびもち、お粥、スープ、カレーのルゥなど。最終的には回送電車が通過する時には体がよろめきましたね、肋骨が浮き出た体ですから。

 痩せると、爪の先が裂けてきます。そして髪の毛がバサバサになります。記憶が思い出せますが随分時間がかかります。身に付いた仕事は反射的に出来ますが、人の反応を見たり、周りの状況を見て、判断することが出来なくなります。夜一人になると涙が出たり、胸が押しつぶされそうになったりして、よくわからない感情が湧きでてきます。周りの人が鬱陶しくなる一方、親しい人や親身になってくれそうな人には甘えてしまうのです。

 その後、食事は普通に取ることが出来るようになりましたが、矯正器具を付けていること、舌が唇の少し先までしか出せないという奇形のため、麺類やエノキ茸などは食べなかったです。一度、喉に詰めそうになり、大変怖い思いをしましたので、食べたいけれど、恐怖心に駆られて食べることが出来なかったのです。

 もしここの時点で私が仕事を思い切って辞めて、治療に専念していたらもう少し違った人生を歩んでいたと思いますが、今後の莫大にかかる治療費のことを考えると(当時は顎の整形外科手術を考えていた)簡単に辞められなかったのです。

 そのことがいけなかたのでしょう。人生の歯車というより、周りの人達の歯車を狂わしていきます。私は仕事を頑張っていても、能率が悪くなっていますから、無理な残業をして、更に仕事が増えたりしているうちに、私自身の体調に変化が出てきます。体が急に熱くなる(そんな時にトイレに行くと尿が本当に熱かった)、頭痛がする、イライラする・・・結果、孤立するしかなかった。また、上司(所長)にも恵まれていませんでしたので、悪い方へ行くばかり。結局、所長の売り言葉に買い言葉で、ある日突然、さよならも告げずに、賞与もお返しして出て行くしか無かったのです。

 私は手軽にカウンセリングに行けるようになって欲しいです。そうすれば沢山の人が助かると思うのです。全てのモノを失う前にストップがかけられるようになるから。もし、開業医で鬱を疑われる人が受診に来たら、カウンセリングに行くように指導できたらとも思う。見えないからこそ、本当に怖い病気なのだと知って欲しいです。