発売日:2025年3月4日(PC / PS5 / Xbox Series X|S)、2025年10月28日(Nintendo Switch 2 版)
グラフィックス
ポップでカートゥーン寄りのビジュアルながら、照明や影の演出がしっかりしており、展示室の雰囲気づくりがかなり良好。展示品ひとつひとつの質感やガラスケースの反射、館内の床の艶なども丁寧に描かれていて、単なる“箱庭シム”以上の没入感があります。展示物のレイアウトやカスタマイズも柔軟で、自分だけの博物館をデザインする自由度が高いのが魅力です。
サウンド
来館者のざわめき、足音、展示品の解説アナウンス、館内アナウンス、BGMまで含めて“博物館らしい空気感”が丁寧に演出されています。静かな展示室や賑やかなロビー、夜間閉館後の静寂――音の切り替えが心地よく、じっくり眺めて回るひとときを演出するのに非常に合っています。
ゲームプレイ
この作品は、プレイヤーが博物館の学芸員兼経営者として施設を立ち上げ、展示物を集め、館内を運営・管理する経営シミュレーションです。主な要素:
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展示品の収集:化石、水棲生物、宇宙、超常現象など多彩なテーマの展示物を集め、展示室を構成。展示品は購入だけでなく“遠征”で発掘するシステムがあり、探索のワクワク感があります。
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館内の設計と管理:壁や仕切りのレイアウト、照明や案内サイン、お土産屋・カフェ・トイレなどの施設設置まで細かく設計可能。来館者の満足度を上げつつ、経営バランスを保つのがキモ。
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運営とスタッフ管理:学芸員、警備、清掃、受付などスタッフを雇用して管理。展示品のメンテナンスや盗難対策、お客様対応など、多方面に気を配る必要があります。展示物の保存状態や “展示に適した環境づくり” も重要な要素です。
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自由なモード設計:メインのキャンペーン(テーマごとの博物館を運営)に加えて、サンドボックスモードでは制限なく好きな展示・デザインが楽しめるため、「マイ博物館」を思うままに作ることが可能。
総評
Two Point Museum は、遊びやすさと自由度、そして“作る楽しさ”を高い水準で両立した、現代の博物館経営シミュレーションの代表作です。展示物の収集や遠征、館内デザイン、スタッフ・来館者の管理――といった複数の要素がバランスよく噛み合っていて、ただ眺めるだけでも、経営の手腕を問われても楽しめる懐の広さがあります。
過去作(医院経営や大学運営)とはまた違う“遊びの自由さとユーモア”があり、建物をつくる喜び、コレクションを充実させる達成感、そして来館者の笑顔を見る満足感――「経営 × 創造 × コレクション」の全てを味わいたい人に心からおすすめできる一本です。
博物館という空間を、自分だけの色に――。静かな展示ホールから賑やかなロビーまで。あなたなら、どんな博物館をつくりますか?
