さて、今回から始まります!
COLD BAND BANKの『対バンと対談!』
これは、メルマガに登録してくださった方限定の月1コンテンツです!
毎回様々なゲストを迎え、色々お話を伺えたらと思っています!

記念すべき初ゲストは…
先日2nd Single『現代のケモノ/ファンタジア』を発売し、昨日(4/15現在)レコ発ライブ『シンジュクメノズ~獣道~』を成功させた『Menoz』の木下哲さん(Gt.)に来て頂きました!

COLD BAND BANKの石田駿(Vo.)が、Menozの、そして哲さんの内面に迫ります。



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駿:今日は宜しくお願いします!
哲:宜しくお願いします!
駿:まず、今回のレコ発ライブ『シンジュクメノズ~獣道~』の名前の由来を教えて頂きたいのですが。
哲:そうですね、いつもレコ発のタイトルはシングル曲の歌詞から付けてるんですよ。去年は『僕らのナツ。』っていうシングルを出して、その曲の歌詞を引用して『コンクリートのm.co側』っていうタイトルでやったんですけど、今回出した『現代のケモノ』っていう曲の歌詞に『あの獣道へ帰ろう』っていう歌詞があるんでタイトルは『獣道』にしようってなりました。
獣道っていうのは、いわゆるリクルート組ではなく、バンドマンや絵描きさん、映像をやってる方のような就職してないけど夢を追っている人達が行く道だと思ってて、世間的には普通じゃない道だと思うんです。だけど今回の企画は、その道を今歩んでいるバンド、生々しいバンドマンの雰囲気をイベントで出せたら良いなと思って、この名前をつけました。


駿:なるほど。あえて危ない道を渡っていくというか。そういうバンドマンの現状をぶつけられた気がして、僕もプレッシャーにやられそうになってます(笑)。
哲:重くなってきた?(笑)
駿:大丈夫っす(笑)。頑張ります!ところで、獣ということでボーカルの曜さんがコレやるじゃないですか?あれ僕も自分のライブでやりたいんですけど(笑)


哲:いいっすよ!著作権フリーなんで(笑)


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駿:僕らCOLD BAND BANKとMenozさんはそんなにたくさんライブを交わしてるわけではないですけど…今日で4回目ですよね?
哲:4回目だね。
駿:今回、ご自分のバンドの企画ということで、ライブハウスの中の装飾もかなりこだわってますね。
哲:そうだね、若干ジブリに影響受けてるけど(笑)。
駿:すぐ分かりました(笑)。
哲:ジブリはライバルだと思ってるんで(笑)。でも、単純に日本のエンターテイメント界でバンドとか何でも全て含めて、ジブリって会社はすごいと思う。

駿:確かに。
哲:一番攻めてるね。
駿:この話始めると1日終わってしまうので(笑)。でも簡潔にまとめると…。
哲:しゃべるんかい(笑)
駿:(笑)。まぁ、要するにすごいってことですよね!
哲:1行でまとめた(笑)。ジブリは複合芸術ですよ。久石譲っていう音楽家がいて、宮崎駿っていう映画創作家がいて、それをマネジメントする方がいて…そのケミストリー、相乗効果がすごい。かけ算だね。
駿:そうなんですよね。僕、宮崎駿さんのメッセージっていうのは(作品に)すごい隠れてると思うんですけど、『じゃぁ言いたいことは?』って聞いた時に『ない』って答えると思うんですよ。

哲:『ない』?
駿:作ってる途中に思いが色々と変わると思うんです。
哲:確かに。ジブリの映画とか見てると駿さんがリアルタイムでウォーって書いてる感情を見てる気になるよね。


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哲:コババンのライブは見てるとみんなが何を頭の中で描いてるか分かる(笑)。
駿:マジっすか?
哲:うん、塁くん(Gt.)は金色の草原を少女が歩いてる感じ。それを塁くんが切ない目で見てるみたいな(笑)。
駿:絶対笑ってはいないんですよね(笑)。
哲:塁は凛としてるから。秋葉(Key.)は…まぁ早く帰ってゲームしたいとか(笑)。
駿:(爆笑)。思ってますね、秋葉は家帰ってゼルダばっかりやってますからね。
哲:秋葉、いつも楽屋でゼルダ話着火させようとするけど、いつも不発で終わるよね(笑)。
駿:(笑)。



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駿:普段のMenozは、メンバー間とかどんな感じなんですか?
哲:普段でもスタジオの時とか、5人揃うと緊張が走るですよ。3人とか4人とかの時は全然そうでもないんですけど。5人揃うとスイッチが入るっていうか…。でも、コババンもそうでしょ?
駿:う~ん、そうですね。ホントはピリピリしたくないんですけどね。
哲:でもそれは、それぞれの音楽に対する姿勢があるからそういう空気になるんだと思う。でもこの前、スタッフに言われたのが『お前ら暗いよ(笑)』って。多分その暗さって5人揃った時に出るピリピリ感とか、そういう空気からお互いを干渉しないようにしようってなるから、他の人から見たらそこが『暗い』って思うのかもしれない。『もっとワッて楽しくやろうよ』って言われて。ライブでも世界観を創ろうとすると、どうしてもストイックというか、センシティブな方に行っちゃいがちだけど、そうじゃなくてもっとその場を楽しんでお客さん達をワッてさせるライブにしようと最近は思うんだよね。周りも、前は自分の孤独とかを歌ってるバンドが多くて。でもみんな『あ、これじゃダメだ』って思うようになってきてて、どんどん自分から発信していく時代になってると思う。
駿:お客さんを楽しませるっていうステージングについては、MenozもCOLD BAND BANKも揺るぎない信念っていうものがあって、そういう物を伝えやすくするためのファクターになると思うんですよ。

哲:ファクターきた!(笑)。でもホントそうだと思う。昔はバンドに関してもライブに関しても自分の中に枠組みがあって、自分が気持ちいいかっていうことだけ考えてた。確かにそれもないとつまらないんだけど、それと平行してお客さんがどう思うかっていうことを捻くれないで良い姿勢で取り組んでいけたら良いよね。
駿:単純に好きになってほしいですもんね。だから僕ら自身もお客さん達を好きになっていくというか…。
哲:昔とかさ、別に好きな人が好きならいいや、みたいな考えしてなかった?
駿:ありましたありました!
哲:だから対バンとかも合わないと思ったら特に話もしなかったし、打ち上げも行かなかったし。でもそうじゃないんだよね。
駿:意地張るわけじゃないですけど、マイノリティーへの強い憧れがあった気がします。
哲:そうそう。
駿:でも、きっとその時も本当はそんなこと思ってなかったのかもしれないですよね。
哲:そうだね。その時はその考えもアリかもしれないけど、考えっていうのは変化して続いていくものだからね……まぁ、今回の『獣道』は続いていくっていうコンセプトもあるんですけどね!!(笑)
駿:なるほど!(笑)
哲:だからレコ発も3本あるんです。
駿:日程は?
哲:4/29に天王寺ROCK TOWN、5/6に本拠地・下北沢ERAであります。
駿:ぜひぜひCOLD BAND BANKのファンの方々にもチェックして頂きたいです!今日はありがとうございました!
哲:ありがとうございました!うぃっす!