残念。 | TonySmoker'ColdMountainStudy

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長野県の寒村に暮らす小さな「本屋」。本に関するあれこれを手造りの小さな書斎からお届けします。

 吉田篤弘  「小さな男*静かな声」 (中公文庫)

自身3冊目の吉田作品。今までの作品が好印象だっただけに今回は?

・・・うーん、少し残念な印象です。

冒頭から現実と非現実のギリギリ中間・・・のような吉田ワールドはイイカンジに展開されているのですが、”小さな男”の章と”静かな声”の章を交互に展開させていくやり方に、リズムが感じられない。随所に煌めきを見せつつ結局盛り上がらずダラダラ続いていく・・・例えばプログレの失敗超大作のような。

全体的には”短めの長編小説”くらいのボリュームなのですが”完全な超大作”を読み終えた後くらいの疲労感を覚えます。

前2冊が比較的短めの作品だったのが良かったのかな?

いずれ他の作品に、期待です。