定番はJ.ディーヴァーにM.コナリー、ヨーロッパからはH.マンケル辺りが我が書棚の常連といったところでしょうか。
しかし今回は常連さんたちではなく、新顔さんを。
昨年読んだミステリ(文庫)のなかで一番面白かったのが、コレ。
P.ルメートル 「その女アレックス」 (文春文庫)
前評判の高い新顔ミステリって基本的に期待しないのだが、コイツは凄かった!間違いなく今年昨年のNo.1。
加害者?被害者?犠牲者?・・・巧みに読者を裏切り続ける。先を期待させつつ、決して飽きさせない。その工夫は細部にまで至りそれでいて読者の思い通りにはどれ一つ進まない。
グロテスクな表現も多数出てくるので決して万人にオススメはできない・・・と言うことを差し引いても間違いなく良作。
残念なのはどうやら本作、シリーズもの(の第ニ作)らしく、続けて読んでいた方がより愉しめる様子。
久々に他作の翻訳を心より願う。そんな力作でした。
