「あれ、今日はクロス休みか……?」
とビアンコ
『みたいだね…でも、1つ気になることがあるんだ』
「なんだよ」
『レオナルドの奴らもいないんだよ!』
「あっ、そう言えば!おい、パトリッシュ。あいつらの行きそうな場所、知らないか?」
『大体1年の頃から誰かいじめる時は屋上だね』
「よし、行ってみよう」
『うん』
ビアンコとパトリッシュは走った。階段をかけ登り、廊下を走り…
途中すれ違った先生が何か言ってたような気がしたが、ビアンコとパトリッシュの耳には入らなかった
ガガン
屋上への扉を開く
誰もいなかった…
「クソッ…ハァハァ今日は……ハァ違う場所……ハァハァなのか……?」
『そう…ハァハァみたい……ハァだね……ハァハァ』
「後は知らないのか?」
『体育館の倉庫か校庭にある、ちょっとした林の時もあった気がする』
「よし、パトは倉庫。オレは林だ」
『いや、ちょっと待って!』
「なんだ?」
『(何か大事なことを忘れてる気がする……)』
「どうしたパト……?」
『(えーっと……)』
「おい!」
『(そうだ思い出した!今の時間は常時開け放たれてる屋上と、学活が行われる教室以外は使わないから鍵が閉まってるはず……!林に入るにも門を通る必要がある……となれば!)』
『ビアンコ、トイレだ!しかも今の時間その階の生徒以外が他の階にいるのは怪しまれる!つまり……』
「この階の男子トイレ!」
『いや、学活中は大体の奴がトイレに行かないのをレオナルドはわかってるはずだ』
「ってーと、男女どっちも見ろってか」
『それしかない!』
ダッ
2人は走った。速く行かないと現場を目撃出来ないかもしれないからだ
端から順に回ってった…
西トイレ…いない
中央トイレ…いない
東トイレ…いない
『あれぇ?僕の推理は間違ってたのかな?』
「いや、秀才のお前が間違うはずは無いだろ。きっとさっさと終わらしてずらかったんだろ」
『仕方ないけど教室に戻るか……』
ガラガラ
「ビアンコくん、パトリッシュくんは何をしていたのだね」
『「すいません、次からは気をつけます…」』
「席につきなさい」
『「はい」』
よく見るとさっきと生徒の顔ぶれが変わってない
『(あちゃ~、まだやってるのかなぁ……戻ってこなきゃ良かった…)』
「(クロスもレオナルドの奴らもいねえ!また行くか…?)」
とそこに
「おはよーなのだ!」
『「!!!」』
「こら、ダメじゃないかクロスくん。何故遅刻をしたんだ」
「寝坊なのだ…母ちゃんが起こしてくれなかったのだ…」
「お母さんに頼らず、自分で起きなさい」
「はいなのだ…」
「席につきなさい」
「はいなのだ」
表情を見ると、嘘を言ってる感じの様子は見られなかった
「ビアンコくん、おはよーなのだ!」
「おはよう」
「えー、そして今日の欠席はレオナルドくん腹痛、デスパイネくん偏頭痛、郷田くん熱だそうだ」
なんと奴らは休みだったのだ
キーンコーンカーンコーン
「これで朝学活は終わりだ。授業の準備をしろよ」
ガラガラ
「いやー、それにしてもとんだ無駄足だったな」
『まさかレオナルド一味全員休みの、クロス遅刻とはね……』
「心配させやがって…」
「なんなのだなんなのだ?なんの話なのだ!?」
「なんでもねーよ。さ、授業始まるぞ」
「(いやー、それにしても良かった良かった)」
つづく