私が、34か5くらいだったか、胃潰瘍で倒れ意識がなくなり入院した。
力石のアッパーをくらったようだ。
そしてケンシロウが、私の前に立ち尽くし、こういった。
お前の腎臓は、もう死んでいる
病名 慢性腎不全
ナンダそりゃ? 将来透析が必要になります。トーセキ?
ナンダそりゃ?
一ヶ月後、私は、元気に退院した。懲りない私は通院も勝手にやめ、二度目のダウン
さすがに凹んだ。家族がいる。かわいい娘がふたりいる。
退院すると二週間に一回 血液検査。クレアチニン BUNは行くたびにあがる。頭の中はディープパープルのBURNが、なり響く。
クレメジン(くすり)をやまほど飲み、菜食主義者にもなったのに。
透析へのカウントダウンが、はじまった。
クレアチニンは確か始めの頃は5くらいだったと思う。1年後位には10をこえた。
先生が囁く もうそろそろどうですか?
ヤダヤダヤダー
透析は相撲の仕切りのようなもので医師と患者の気持ちがピッタリ合わないと始まらないようだ。
精神的にやられる。(ノ_・。)すべての透析患者さんもそうだったろう。しかし精神的にも肉体的にも限界がきた。
(クレアチニンは15ちかかったかも?)
透析をはじめる事にした。 小学生だった二人の娘の小さな手が、背中をおしてくれた。