こないだの診察の時のこと
脳外の先生に「N先生とは今後どうするか話してる?」と聞かれた。
N先生とは消化器外科の先生。あちこち転移する前は主治医で
原発切除の執刀の先生でもある。
ボクが「PETを受けて何か見つかれば消化器内科を紹介って段取りです」と答えると
脳外の先生は少し訝し気に「N先生…また何か考えてる感じ?」と。
ずいぶん前、急にマーカーが高値上昇を始め、検査を重ねても原因がわからず
(当時はまだ外部委託だった)PET-CTを受けたところ、どうも胸に転移がありそうだと。
その後、さらにマーカーが上がり、ついにCTでも異常を確認できるようになったのだけど
その時はまだ、消化器外科でも診てもらっていて、N先生は「切りましょう」って。
ところが胸部外科では、3度目の遠隔転移だし、肺門のリンパ節以外に
前縦郭軟部組織にも異状が見られるため「手術は患者の利益に叶わない」と
判断された。この時ついに、治癒切除不能例に。
どうやらN先生は、「外科的に治癒へ」と主張してくれていたらしく、消化器内科の先生に
「こういう場合、普通は切らないんです!」と、ボクが釘を刺された。揉めたみたいだ。
結局、ガッカリしながら「内科的に余命延長を試みる」ことになったんだけど、4か月後の
その年の夏、初めて脳への転移がわかった。
脳外での出来事で、当時ハッとしたことを思い出した。
脳転移巣の治療を受けるため、放射線治療科で診察を受けたとき、そこの先生から
少しイイ話を聞いたんだ。
もしもPETで異常が出たら、内科的ではなく、ソレを試すというのも
アリかもしれないナ。