5月24日に定期検診があった
内容は血液検査・胸腹部骨盤CT,頭部MRI。
今日はその最終診断を聞くために受診した。

まず
血液検査結果のおもな値(正常とされる値)
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白血球;8240(3630ないし9290)
赤血球:5040(4510ないし5650)
血小板:228(150ないし303)
CEA:5.6(<5)↑
CA19-9:22(<37)
CA125:18.0(<65)
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これまでのようにCEAがわずかに異常値を示しているだけで
ほかは正常。

次に
胸腹部骨盤CTの画像診断の結果。
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両肺野下部に術後変化を考える線状影をみとめる
明らかな腫瘍性病変はなく,縦隔・肺門に異常を認めず
胸水貯留はなし。
肝・膵・脾,腎に異常なし。
傍大動脈・内外腸骨動脈域に有意なリンパ節腫大の指摘無し。
腹水貯留はなし。
骨盤内に明らかな異常の指摘はなく,画像上では骨盤骨に転移を疑う所見を認めない。
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最後に
頭部MRIの画像診断の結果。
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直近のMRI画像との比較を行った。
右小脳転移巣は周囲浮腫ともに消失を維持している。
右頭頂部に直径3mmの結節病変が出現した。周囲浮腫を軽度認める。
明らかな髄膜播種の所見はない。脳梗塞も同じ。
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今回の最終診断で,新たな転移巣が見つかった。
右耳を頭のてっぺんに向かいたどり13cmのあたりだろうか
そこに直径3mm程度の新たな病変を確認した。

今回は内科の再診だったので詳しくは後日,脳神経外科で聞くことになるのだが
これまで順調だっただけに,内科の先生はショックを受けたような雰囲気だった。

検査結果について,自分自身ではどう感じているのかと言えば
「なるほど」といった感じ。大きな衝撃は受けなかった。
気になることは,これが孤立性なのか多発性の一部なのかということ。
小脳と大脳では支配血管が異なるので,小脳の転移巣と同じ転移巣とは
説明できないだろうし,小脳の転移巣を発見したときの画像との比較でも
当時,今回の場所に異常は無かった。

今週の金曜日の朝,脳神経外科の診察を受ける。
おそらく少しのあいだ様子を見て,孤立性と判断できれば然るべき時期に
放射線定位照射治療を行うだろうし,多発性であれば全脳照射を行うか
無治療の選択をすることになるのでは無いだろうか。
直径で20mm程度まで,数にして3~4カ所までなら定位照射の対象になるらしい。
全脳照射は一度しかできないので,よほどのことで無ければ定位照射なのだろうか。
いずれにしても,すぐに治療は行わず,定期的なMRIを行いつつ
治療の時期が決まれば化学療法を再開することになると予想している。
※化学療法により腫瘍組織の放射線感受性が高まると考えられているので併用する。

診察の最後に「今度の新しい転移と抗がん剤治療の中止は関係あるでしょうか」と
質問してみたが「おそらく関係ないでしょう」との返事だった。
全くの無関係かどうかを説明することはできないだろうし
ひょっとすると慰めだったのかも知れない。

なんにしても「また転移してしまった」という衝撃よりも
なんだか申し訳ない気持ちが大きい。