もともとこのブログは,Solidworksを中心に三次元CADに関する情報を書いていたんだけど
当時勤めていた会社を退職し,自営で設計業務を,と準備している時期に大腸癌を発症し
更新をやめてしまった経緯がある。
その後,アメブロが気に入らず,あっちで書いていた癌日記をこっちに引っ越した。
そのときにインポートに失敗し,以前の記事は全て消えてしまったんだけれど
どこかに残ってる古いリンクや検索エンジンのキャッシュをたどってこのブログを訪れた人は
ビックリしてるかも?なんて思ったりしてる。

自分の三次元CADの経歴は,99年頃ProEngineerの使用から始まるのだけど
当時三次元CADはUNIXワークステーションでなければ動かず,しかも英語版ばかりだった。
今ではPCワークステーションで稼働するCADが当たり前で,簡単操作でしかも高機能。
おまけに「家庭向け3Dプリンタ」なども市販されるようになってきた。
いい時代になりつつあるよね。

めったに「もっと後に生まれたかった」なんて考えないのだが,この件については
あと15年くらい遅く生まれたかったかな。
元気な現役エンジニアのうちに,この時代を迎えたかった。

少し前にアメリカのAutodeskのWebページを読んでいると
「Autodesk Fusion 360」というクラウドベースの三次元CADを発見した。
AutodeskFusion360
ソフトウエア自体の評価はともかく,FreeTrialしてみれば分かるのだが
学生や物好きには無料で使わせてくれるらしい。これは凄いことだと思う。
ただし,英語版しか用意されておらず,3Dモデルから図面を生成する機能はない。
3Dプリンタに興味があったり,あるいは既に持ってるが肝心の3Dモデリングの手段がない人には
いい選択ではないのかな。タダなのだから。

よくある話だけど,ついこの間のアップデートでなんだか随分改悪されて使いづらくなった。
イライラしながらモデリングしてみる。こんなの。

Fusion360_test001.png

3Dプリンタがアンダカット形状にどこまで対応で出来るか試すためのモデル。
10°20°30°40°45°の傾斜面で側面の支えアリとナシ。
3Dモデル→STLデータ→XYZware(純正2.5軸CAM)とデータを受け渡し
プリンタで出力した結果がこちら↓


block001.jpg
block002.jpg


このプリンタの実力は,レゾリューション0.2mm,標準的な精細さで出力した場合
45°のアンダカットであっても,サポート無しで形状が壊れたりしないことが確認できた。
これは地味にスゴイ。(今回の出力ではラフトもサポートも使っていない)

使用したプリンタはXYZプリンティング社製のダヴィンチ1.0(Da Vinci 1.0)。
本体価格は税込みで69,800円という意欲作。ヤスイ!儲かってるのだろうか?
ちなみにこの会社は台湾の会社らしい。
日本国内に法人を持ち,日本語でのユーザーサポートが受けられる。
会社はなぜか千葉県東金市にあるんだという。どんな縁からなのかな。

気合いを入れればコレくらいの形状は楽勝(ホントは楽勝でもない)↓
モデリングにはSolidworksを使用した。

lenshood001.png

癌で死にかけてるっていうのに
何をノンキにと思うかもしれないけど
楽しいんだよね。こういうの。
毎日が楽しければ長生きしたくもなるかもよ。