占いは、テーマ「何について語るか」と要素「実際に何を言うか」から成っている。 

テーマは、健康、性格、過去のこと、未来のことなど様々だが、要素については、

a性格に関する要素
b事実や出来事に関する要素


などがある。


【a性格に関する要素】
1.虹色の戦略(対極的な傾向について同時に述べる)

例:「あなたはとても思いやりのある人で、いつも他人に与えてばかりですが、一方で利己的な傾向を持つこともあります。」
虹の中にあらゆる色が含まれているように、あらゆる可能性を取り込んでしまう。誰でもどちらかにはほぼ必ず当てはまる為、否定されることは少ない。

2.ジェイクイーズ・ステートメント(誰もがぶつかる人生共通の問題について述べる)

例:「若い頃に抱いていた夢がありますよね?何もかも捨てて、今度は自分のやり方でやり直したいと思っている部分が、あなたの奥深いところにあるのではないでしょうか?」
このように、誰もがぶつかる人生共通の問題について述べるもので、色々な種類の占いに応用ができる。他には、「発揮できずに眠っている才能がある」などの言葉も効果的である。

3.バーナム効果(大多数の人が自分のことと思う一般的な事柄を述べる)

例:「あなたには、人から好かれたい、尊敬されたいという強い欲求があります。」
「あなたの希望や目標の中には、かなり非現実的と言っていいものもあります。」
このように、相談者の性格に関する要素の言及において、大きな効果を発揮する。


b事実や出来事に関する要素
1.曖昧な事実(話を発展させる余地を残し、大雑把に述べる)

例:「ヨーロッパとの繋がりが見えます。英国かもしれないし、もっと暖かいところかもしれません。」
このように、言い切らないところがポイントである。過去のものか、現在のものかというところにも触れていない。
しかし、どんなに曖昧であったとしても相談者との間に少しでも関係があれば、細かい部分を補ってくれることが期待できる。

2.まぐれ当たりを狙う推測

例:「斎藤という名前は、あなたにとって何か意味がありますね。あなたがかなり前から知っている、背の高い人が見えます。」
占い師は当て推量で話しているに過ぎない。しかしその名前が相談者とどう関係しているのか具体的なことは何も言っていないので、どんな関係でも大抵は当てはまる。

3.統計上の事実(公開情報を利用する)

例:「土星の比較的まれにしかない影響と、牡羊座であるあなたの性格との組み合わせが示唆しているのは、手を使ってする仕事、ひょっとしたら何かを作る仕事にエネルギーが流れ込むのを感じているかもしれません。」
言葉の上では、情報源が統計データを掲載したサイトではなく、星の配置にあるのだと聞こえるような仕方で、統計上可能性の高い仕事について言及できる。