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(おまけの書き下ろしです)ラブラブブルーハーツ

 

 

 

side   智

 

初めて翔ちゃんと……えっ ち♡したっ。(☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆)

 

翔ちゃんは優しくて。

 

でも俺は痛いやら、感動するやらで、気がついたら……おいおい泣いてしまってて。

 

 

「智くん、大丈夫? ごめん。もうしない。ごめんね?」(涙)

 

「してくんなきゃ、やだあっ〜! うわぁ〜んん」(号泣)

 

 

もうハッキリ言って、カオス状態の夜だった。

 

でも、混乱がおさまって、翔ちゃんの胸に抱いてもらって。

 

俺は生まれてから、1番幸せな日になったんだ。(嬉しい)

 

痛くても、辛くても、何でもいいから翔ちゃんに、毎日抱いて欲しい。

 

 

 

なのに。

 

 

 

「しばらくしない。ほら、もう直ぐテストでしょ?」

 

「ええ〜?!」

 

「テスト、頑張って? 成績落ちたら許さないからね? 受験もあるし」(真顔)

 

「だ、大学行かないもん! 働くもん!」

 

「絶対ダメ。浪人しても行かせます」

 

「そんなあ……(泣)」

 

 

 

俺はショックだ。

 

これからは、恋人だから、毎日抱いてもらえると思ったのに。

 

 

 

******

 

 

 

side 翔

 

 

とうとう智くんを抱いてしまった。

 

最高の夜のはずが、散々泣かせてしまった。

 

気持ち良くなって泣いて。

 

痛くて泣かせて。

 

情緒不安定になって大混乱だった智くん。

 

やっぱり、俺が悪い。

 

まだ幼いんだ、智くんの心の中は。

 

それなのに、欲に負けてしまった。

 

 

 

本当に思い出しただけで、震えるくらい智くんは可愛かった。

 

健気に、俺が気持ち良くなるように腰まで使おうとするし。(大失敗して痛がったけど)

 

「無理しないで? 智くんと触れ合うだけで良いんだからね?」

 

何度言っても、なかなか伝わらなくて。

 

キスだけで我慢する日々。

 

俺だって、毎日したいんだけど。

 

理性をフル稼働する。

 

 

 

*******

 

 

 

 

「翔ちゃん、俺欲求不満で、俺、勉強できない。眠れないもん」

 

「……どっちでもしてないでしょ? 嘘ついちゃダメ。朝寝坊ばっかじゃん」

 

「してくれたら、勉強を頑張れるかもっ」

 

「頑張ったら、テスト終わったら、いっぱいできるよ?」

 

「無理。翔ちゃん不足で死んじゃうもん」

 

そう言って、何度もキスしてくるんだ。

 

可愛い顔と、色っぽくなった体を押し付けられる。

 

 

 

 

「今日だけだよ?」

 

「うんっ♡ 朝までしようっ」

 

「それはダメ……うわ」

 

 

智くんは、一瞬で着ているものを全部捨てると、俺を脱がせにかかる。

 

逆でしょっ?

 

俺にも脱がさせろっ……いや。俺もダメだ。

 

理性が、なくなっていく。

 

 

 

何度もキスして、何度も好きって言い合う。

 

それだけで、身体中あつい。

 

はち切れそうな体と気持ちで、酔っ払いみたいに頭が回らない。

 

可愛くて、ヤンチャな恋人に、我慢できずに愛し合う。

 

 

「ああ……ん……気持ち……いい」

 

「智くん……」

 

「もっと、もっと……して? いっぱいっ……」

 

 

煽 る声も可愛すぎる。

 

喘 ぐ声はもっとだ。

 

唇を塞いで、深く……深くつながって。

 

最後は感じすぎて、泣きまくる子を抱き潰してしまった。

 

 

 

 

******

 

 

 

お風呂で、綺麗にしてあげると、赤ちゃんみたいに笑ってくれる。

 

二人で、狭い湯船に浸かって。

 

 

 

「翔ちゃん、俺……幸せ」

 

「ふふ。もっと俺は、幸せだよ?」

 

また、何度もキスする。

 

可愛い顔で、俺の胸におさまって。

 

本当、やっぱり天使なんだよね。

 

何でもできるよ、君のためなら。

 

 

 

そう、君のため。

 

明日からは頑張って勉強させるからねっ!(鬼)キラキラ

 

 

 

 

 

(おしまい)ラブラブブルーハーツ

 

 

シリーズは、次はバレンタイン編になります。ニコニコ音譜