嵐妄想 大宮妄想 小説

亀ちゃんと暮らす小人の大宮ちゃん。

おはなしの全てはフィクションです

(BLではありません)うさぎブルーハーツイエローハーツ

 

 

 

 

 

 

side 亀梨和也

 

「「お誕生日おめでとうっっ♡」」笑ううさぎ笑ううさぎ

 

「へ?」うさぎ

 

「おめでとうって言うんだろ? アレクサンダーに聞いたもん」ニコニコ

 

「……誰の誕生日?」うさぎ

 

「「誰? ……知らない」」うさぎうさぎブルーハーツイエローハーツ

 

「……」(やっぱり)うさぎ

 

仕事から帰ると、小人コンビがおめでとうって。

 

どうやら、テレビを観てたみたい。

 

テレビで、お誕生日の場面でも観たんだろうか。

 

さらにAIのアレクサンダーの怪しい説明を聞いて、誕生日祝いをしようと思ったらしい。

 

俺も、アレクサンダーも、誕生日じゃ無い。(AIって、自分の誕生日を言い出すから、驚いたことがある)

 

俺のお手製のパジャマを着た小人の二人。(まあ簡単に縫ったからワンピースみたい)

 

好きな色が、黄色と青色っていうからさ。

 

その色が入った古着を切って作ったんだ。

 

「そのパジャマ可愛いじゃん、よく似合ってるよ」飛び出すハート

 

「そうか、俺らイケメンだからなっ!」笑ううさぎ

 

「イケメンイケメン♬」笑ううさぎ

 

「テレビで覚えたの? イケメンて意味分かってんの?」

 

「知ってるぞ、イケてるメンズっ! 俺とカズにピッタリだろ?」笑ううさぎ飛び出すハート

 

「はははっ……」ニコニコ笑

 

二人が自慢げに、胸はって言う。

 

可愛くて、笑ってしまった。

 

「あ、そう、晩御飯何食べたい?」

 

「え? ケーキだろ? 誕生日ってケーキ食べるんだろ?」うさぎキラキラ

 

「……ご飯が先です」汗うさぎ

 

「ご飯食べたら、ケーキ?」うさぎキラキラ

 

「俺、今日はちょっと違うのが良い!」笑ううさぎ飛び出すハート

 

「ご飯食べてからね。買いに行かなきゃいけないし」

 

「先に、買いに行こうよっ!」笑ううさぎ音譜

 

「一緒に行くう!」笑ううさぎ音符

 

「えええ……仕方ないなあ」汗うさぎ

 

小人って誕生日あるんだろうか?

 

「ねえ、お前らの誕生日ってある?」

 

「ケーキ食べる日は、誕生日なんだろ?」うさぎうさぎ

 

「……それだったら、毎日のように誕生日になって、あっという間に100歳じゃん」

 

「100歳? それって100回ケーキ食べる?」うさぎうさぎ

 

「うーん……」うさぎあせる

 

ダメだ、話はお互い噛み合わない。

 

……まあ、いいか。

 

少し、今日は寒いから。

 

「寒いからね、今日はカバンの中に入りなよ」

 

布製のエコバッグに、二人を入れて肩にかける。

 

お布団みたいな生地だから、ふわふわして気持ち良さそう。

 

「お誕生日って楽しいなっ」キラキラ

 

「うんっ楽しいねっ」キラキラ

 

ふふ。そうだね。

 

もう、何回食べたか分かんないケーキを買いに、3人で出かけたのだった。

 

 

 

 

……小人って、何歳?