そろそろ落葉してるところもあるだろうか。
こちらは紅葉が見頃となってきている。
緑から薄めの赤み、そして橙が覗かせてる所がある中、時折
黒みがかった深紅の葉も堂々としたもんだ。
しかし、温暖化の影響なのか年々紅葉が遅れていってると感じている。
初めて紅葉狩りをした時って、かれこれ云年前になるんだけど重装備だった。
11月の始め頃さ。
前をしっかり止めるジャンバーに手袋でニット帽。
歩いて間もないとそれでも寒かった。そのうち暑くなって1枚脱ぎたくなった。
現在はどうだろう。まだそこまでの恰好はいらない。
何処かで読んだが、
温室効果ガスの排出がこのペースで増え続くと
2050年には、京都でクリスマスを過ごそうものなら
紅葉シーズンもぶち当たりポインセチアいらないやってなってしまうかも。
ちょっと待て待て。ポインセチアをいじめるな。
問題は気温の高さだ。
10年間で2.9日のペースで紅葉が遅くなってきている計算も出来上がっている。
なんてこったい。
凡人に出来る事って何だろうな。ささやかな意識が塵積となればいいけど。
紅葉シーズンって、colは秋がいいな。

 

そんなわけで紅葉しちゃってる今、葉の色の変化を楽しみたい。
葉が緑色なのは葉緑素いわゆるクロロフィルという色素だ。
黄色になるのはカロチノイドという色素。赤色になるのはアントシアニンだ。
どれも聞き覚えのある色素だと思う。
葉っぱには元々、緑の色素と黄色の色素が含まれていて、
夏は光合成が盛んに行われるから生長する為の栄養分が賄われている。
秋になると途端に光が弱くなるものだから、
光合成での栄養より維持する消費エネルギーの方が高くなり落葉の準備が始まる。
それに伴って緑色の色素が不要になってしまい分解され消滅していく。
黄色の色素は分解されずに残ってしまうんだ。
黄葉する仕組みは、そういう事らしい。
紅葉の場合は緑色を分解しつつ元々無い赤色をつくるようだ。
葉と茎の間を栄養が行き来しないように葉の付け根で遮断する。
そうすると葉のなかに
光合成で出来た糖分が溜まって赤い色素を増やし色付いていくという事らしい。
だけど
なんの為に色を変えるのかとか正直なところ分かっていない。
落葉する前にこんなに慌ただしく植物は生きてるんだなと感心しちゃったよ。
まだまだ紅葉が見頃なうちは、色を楽しんで観るのもいいね。

 

お盆とか彼岸とか、墓参りする時は自分だけじゃないものだから
花枝って主に仏花くらいしか用意しない。
誰かが樒(しきみ・しきび)を持っている。
挿せる面積限られてるからつい菊の花だけ買って行く。
これでたまたま花枝を誰も用意してなかった日があって、その時
墓地の傍にあった木から親戚が枝を切り取った。
あれはビックリしたな。それが樒で、植えてあっただなんて。
ただの木だと思ってたその木は昔からあって
だからいつ行っても樒だけはあったのか、と納得したんだけど
いやあ、気付こうよ自分。

 

ところで何故、樒が欠かせないのだろう。
そんなわけでちょっと樒について触れてみた。
名前の由来には諸説あるんだけど『しきみ』とは『悪しき実』
なんでか『あ』が抜けちゃって『しき実』…おい嘘だろ。
実は平べったくて猛毒を持っている。
花を見た事あるけど結構綺麗で、その花も有毒だ。
葉や枝は独特な香りを発している。線香の材料にもなるようだ。
お墓参りに用いられるようになった理由として、
昔々の土葬だった頃の名残だと読んだ。
強い香りと毒でもって動物避けになったそうだ。
香りには虫除けの成分も含まれているって事でお墓を害虫から守る。
そうした理由から樒って重宝されていたんだなあと考える。
邪気が近寄らないとも言われているんで玄関に飾るとこもあるようだ。
似た様な植物で榊(さかき)があるけど、神事に使われるようで別の植物だ。
どちらも葉に光沢あって神聖に違いないのは確かだと思う。

 

話が変わるけど、
彼岸で真赤に映えている彼岸花にも根に毒があるって昔から言われてて、
河原や田んぼのほとりで見かけたりするけれど、
あれもまた農作物を守るためにモグラ避けとかネズミ避けになってると言われてる。
いろいろ毒を持った植物って結構あるもんだなあと思うけど
おかげで守られているんだね。