来年は5月2日

 

鯔(ボラ)の事を『いな』と言う。
図鑑によると、
初生を『おぼこ』そして『ゑふな』、二歳のものを『いな』、
三歳を『すばしり』、四歳以上を『ぼら』と書いてある。
成長しきったものは『とど』と言うらしい。
それ以上は大きくならないって意味合いで、とどのつまりの語源になった。
ありふれた存在ながらも古き時代には贈答用にも使う高級魚だったそうだ。
出世魚って事もあり縁起のいい魚みたい。
そして『粋でいなせ』の『いなせ』は鯔背と漢字表記する。
意味として、男らしいとか威勢があるとかで使われる。
江戸時代の男性って髷(まげ)が頭の上に乗っかってて
その髷がウルトラマンみたく真っ直ぐあったそうなんだけど、
幕末頃この髷が、なんでか曲がって片寄っちゃったようで。
崩れた感じがカッコよくね?いいんじゃね?
そして若者町民の間で大流行した。
そんな髷を、鯔の背中に似ていると言っていたようだ。
鯔の背は黒々しく、曲がった感じがまた自然に鯔っぽく似てただろうか。
説で言えば、若い衆が粋さを見せるために跳ね上げた髷の形を
イナの背びれに例えた、とある。
『いなせ』の由来は、
日本橋魚河岸の若者が、その髷で威勢よく粋であった人が多いって事から
そんな粋な人を『鯔背』(いなせ)と言うようになったのだとされている。
主に男性を指すので女性には使わない。
今後、時代劇のヅラの髷をチェックしそうな話である。
武士は真っ直ぐ乗ってるだろう。
で、町民の髷は。

「おいおい太郎、その格好いいね~!いなせだね~!」
「colですってば」