或る病院の屋根には、風見鶏が設置されている。
その風見鶏はいつも同じ向きに顔があるので飾りかもしれないと
ふと思いながら見上げていると、よく見れば鶏では無くて天使の姿をしていた。
そういうデザインもあるのか。
しっかしなんで風見鶏は、ニワトリなのだろう。
そんなわけで探ってみる事にした。
一応あれでも風向計で、風向きをチェックするために
こう…常に風に向く様に頭と尾が風に当たる部分を不均衡に作られている。
洋館などで見かける事もあるが、教会を中心に普及したとされている。
何処を見ても同じように書いてあったので参考にしてみると、

 

キリストが捕縛された後、キリストの弟子しかもリーダーであったペトロにも
声がかけられました。「あなたはキリストの関係者ですか」「いいえ」
この質問は3度あったといいます。その3度とも否定しました。
「私は彼を知りません」
が、3度目の返事をした時にちょうどニワトリが鳴いたのでした。
ニワトリの鳴き声に、はっ!としたペトロ。
思い起こせば最後の晩餐、キリストはペトロにこう告げたのです。
「君はこの後3度にわたり『キリストなど知らない』と言うだろう」
言われた言葉が蘇ります。
「私は、君と共に死ぬ覚悟があります。決して知らないなどと言う事はありません」
予言通りとなった3度の否定で、目が覚める思いがしました。
自分の行いを恥じてしまい泣き崩れたペトロは
今後どのような事があろうとも弟子であり続けると誓ったのでした。

 

そんなペトロさんは初代のローマ法王となられたようだ。
ニワトリのおかげで我に返った、て話なので
悪魔や邪念を払う存在になり、そこからニワトリがモチーフになったそうだ。
魔除け的な意味合いで風見鶏は設置されているかもしれない。
屋根に飾る魔除けなんて日本でもわちゃわちゃ在るから
そこにニワトリが加わるくらいどうってことないと思う。
それにしても病院の屋根にいる天使は、

風の向きを教えてくれているようには見えないなあ。魔除けの方なのかなあ。