女性起業家４名で朝6時過ぎの新幹線に乗り、岐阜へGo！
ＡＰＥＣ女性起業家サミット10月1日（金）
「ＷＥＳ－Ｗｏｍｅｎ Eｎｔｒｅｐｒｅｎｕｒship Ｓｕｍｍｉｔ－」に参加してきました。
7月ごろより経済産業省ならびにアメリカ大使館が積極的に開催するということで
参加のお声掛けをいただいており、意を決して、１日参加してきました。
9月19-21日の、WLNは女性リーダーの為のカンファレンスで
J300など、女性起業家も頑張ってるぞ！とおい展示やら参加させていただきましたが、
今回は、完全なる「参加者」として。
非常に有意義な機会でした。
なによりも、テーマがJ300もそうですが。
「女性起業家」に絞り切っていること。
WESのような会合は、世界レベルでもまだ珍しいので非常に新鮮でした。
経済産業省とアメリカ大使館が音頭をとっての開催、APEC公式会合でした。
さてさて、今回のポイントは･･････。
WESが、女性運動とかジェンダー論を中心にすえた内容ではなく、
経済成長の一端を女性起業家が担うと論理的・統計的に説明しつつ、
各セクションの専門家、現場のリーダーが語っていること。
男女かかわらず、多くが「男女で語るのは･････」とよくいうが、
個人的には、そういう意見を言う人ほどこだわっているケースが多かったりする。
ま、数字で語られると感情論ではなくなるのがありがたいものです。
会の最後に、「働く女性マーケットは7兆ドルのマーケットとなる
12カ国目の新興国と捉えよう」という結びは非常に印象的でした。
中国、インド･･･････働く女性。
実際にコラボラボでも2年大手企業を中心に商談の機会が増えており、
非常に期待感をもってお話を頂くケースが多い。
ちなみに、ゴールドマンサックスも
キャシー松井さんの「ウーマノミクス」という論文を発端に
「1万人の女性起業家プログラム」をスタートしており力を入れています。
午前中のパネルディスカッションで、
米国大統領府国家経済会議のシニアカウンセラーGinger Lewさんが、
統計データをたくさんお話してくださり、アメリカの最新情報が聞けました。
（同時通訳聞きながらなのでちょっとあやふやです。すみません）
ポイントは、
１． 新しい雇用の2/3は中小企業が担っている
２． 民間企業の30%は女性経営者であり、1.2兆ドルの経済規模である
３． 女性起業家が800万人の雇用を生み出している
４． リーマンショック後、500万人の雇用損失があり大半は男性経営者、
一方で女性経営者の会社が5万人の雇用を生み出した。
うんぬん。
また、男女関係がないがアメリカでは中小企業の顧客開拓促進とスタートを助けるため
融資優遇だけでなく、政府として中小企業に３０％以上は仕事を発注している。
などなど、ロジカルに説明がなされていました。
一方で日本のマインドが遅れていることも露呈された今回の会合（- -；
正直国際会議の中,日本はこのままじゃ無視されてしまうんじゃないかと
かなり危惧する面もありました。。。
休憩中も、参加している各国の女性起業家さんたちと軽く自己紹介がてら
ディスカッションなんかでもかばってくれる方ともっと日本人として声を上げるべきと
意見されたり。（また自分の英語に残念な気持になるorz）
会合の終わりでは、ネットワークの大切さも多々語られ、
各個人が奮闘するだけでなく、上手に情報ソースをリーチして活用することなども
話されており足りないリソースを以下に補うかはポイントだな、と思った次第。
イベントのディナータイムも、積極的にお仲間帰国子女たちに
助けてもらいながら、私には珍しく多くの方とコミュニケーションを取りました！
やっぱりいい会合に行くと、話したいと思う人がたくさんいるもんです。
WESイベント posted by (C)よこきょう
あらためて自分が話してきたこと、こだわってきたことが
世界的な流れでも起きつつあり、
「競争」から「共創」の時代になっていると思う素敵な時間でした。
＝＝＝＝関連記事リンク＝＝＝＝＝＝
一緒に参加した奥田さんのブログ報告 → http://okudawiz.jimdo.com/2010/10/01/20101001/
産経の記事 http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101001/plc1010011106011-n1.htm
WESイベント案内 http://www.meti.go.jp/policy/trade_policy/apec2010/about/wes.html
今後も続くWESの英語ページ http://www.women.apec.org/index.php
ちなみに、前日にアメリカ大使公邸での
キックオフランチにも参加させていただきましたー。気軽に臨んだら
なんかすごい人ばかりで焦った次第。
