先日は、オペラ評論家の

加藤浩子先生主催、
解説会+オペラ鑑賞+
アフターパーティ付き
「Rigolettoリゴレット」
@新国立劇場。


最初の解説会で、
見所や、
見落としがちな演出の意図なども
インプットしていただくので、


とても深く鑑賞できるのです。
この
「ようこそ!オペラ」シリーズ、
初心者からオペラ齧りかけの
私たちまで、
本当に有益。




さて、千秋楽に観た

ヴェルディの代表作
「Rigolettoリゴレット」


宮廷道化師リゴレット
(フロンターリ/バリトン)と、
その娘ジルダ
(トロジャン/ソプラノ)、
能天気に「女心の歌」を歌う
マントヴァ侯爵
(リヴァス/テノール)、


この3人の
海外組歌手が素晴らしく、
今期の新国立オペラでは
最高の盛り上がり。


内容的には救いの無い
陰惨な物語なのに、
音楽に説得力があり、
とにかく、
美しいのです。


特に、
加藤先生おすすめの四重唱。


4人それぞれが
それぞれの気持ちを歌にして、
全く違う言葉と旋律を
歌っているのに、
その重なりが美しい!


例えば芝居では
4人が違う台詞を同時に
重なって喋るのは
あり得ないのに、


オペラの音楽では
それができる、、
なるほど、、
開眼しちゃいました。


マエストロ ベニーニの指揮も
素晴らしく、
舞台装置もモダン。


また、
いくつか観た
リゴレットの中でも
今回の演出は、
階級差別や呪い、
下衆な殺人等、
ダーク部分の描き方が
独特でわかりやすく、


ヴェルディが多用した
不気味な不協和音と相まって、
物語の理不尽さに
胸が潰れる思いでした。

#二拠点生活 #デュアルライフ #青山 #aoyama #オペラ #リゴレット #Rigoletto #新国立劇場 #ヴェルディ