過日のオペラ

「サロメ」@新国立劇場。




少し前に

マエストロ ノットさまが振った、
極上のサロメ(演奏会形式)を
観たので、
ちゃんと演出がついた
オペラ形式でも観てみたい、 
と出かけてみました。


ノットバージョンでは、
スキンヘッドで登場し、
深い印象を残した
ヨカナーン役の
トマス・トマソンが、
今回も同役で登場。


ただ、スキンヘッドではなく
長髪のカツラで、
まるでキリストのようないでたち。


同じキャスト、同じ演目でも
こんなに印象が変わる、
象徴的な出来事でした。


どちらが好き、
と問われれば、
圧倒的にノットバージョンが好き。


主役のサロメ、
歌は頑張ってはいたのですが、
肝心のサロメの踊りがダメ。
ほら、オペラは、
総合芸術だから、ね。


欲しいもの(ヨカナーンの首)を
与えてもらうための踊りを、
恍惚に満ちた
シュトラウスの音楽に乗せて
踊って魅せてくれなくちゃ。。


きょうびのプリマドンナは、
ガランチャや
ナタリー・デセイみたいに
バレエの基礎も学ばなきゃ!


だんだん要求が高くなりますね。
でも、演出付きのオペラ形式で
サロメを歌うんなら、
歌と同じくらい踊れなきゃ、ね。


ちゃんと次々と衣装、 
というか、
衣装に付けたひだを脱ぎ捨てて
肉襦袢になったのは、
なかなか効果的でしたが。


シュトラウスの音楽は
素晴らしいので、
これから色々なタイプの
演出を観て深めていきたい
オペラの一つになりました。

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