「東京・春・音楽祭」
始まっています。
先週末はムーティさまによる
イタリアオペラアカデミー、
オペラ「仮面舞踏会」解説会。
仮面舞踏会、
と言っても、
フィギュアスケート
浅田真央ちゃんで有名な
ハチャトリアンのでもなく、
少年隊のでもなく、
笑笑、
イタリアオペラの巨匠
ヴェルディ作曲のもの。
ちょうどアブラの乗り切った、
中〜後期あたりに作曲されたもので、
ムーティさまの分析によると、
リゴレットや椿姫のように、
自分の内面や主観を
音楽にしたものではなく、
より客観的な俯瞰した
世界観の作品だそう。
だから
ヴェルディ作品のなかでは、
とても特殊で特別なもの。
なあるほど、面白い!
という感じで始まった解説会。
次はいきなりの
オーケストラリハーサルに。
ムーティさまが指をちょっと
動かすだけで、
音がどんどん磨かれていく、、
そのプロセスを
目の当たりにして、
超興奮してしまったのでした。
「ヴェルディは
モーツァルトやワグナーに比べて
馬鹿にされてる気がする、
まるでショーのように
声を張り上げれば良いと
思ってる歌手や、
最後を盛り上げればいいと
軽く振ってる指揮者が多過ぎる」
と、
あのムーティさまが
息巻くシーンもあり、
その度に腰を折ったり屈めたり、
腕を振り上げたりの
ジェスチャーがつくので、
あの、怖い巨匠ムーティさまの
意外にもチャーミングな
表情が見られたのも、
ファンには嬉しいことでした。
最後に一言、
「舞台は聖なるもの、
ショーじゃない。」
その言葉に、
思わず背筋がキリっ。
しゃっきり。
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