昨日は、

冬眠から這い出して、笑笑、
久しぶりの生オペラ
@池袋芸術劇場。




演目は、

大好きな
「カヴァレリア・ルスティカーナ」
と「道化師」のダブルビル。




この演目、

大好き過ぎて、
何年か前は九州で
バッティストーニが振った時にも、
追っかけして観たくらい!


ところが、ところが。。




池袋の東京劇場芸術の前に

貼られたポスターに、
手描きの文字で


「みんなさみしいねん」
と書かれていたのを見たときから、
いゃ〜な予感はしていたのですが、、


あまりの演出に、
食当たり状態。
ぐったり疲れて
帰宅したのでしたー。


宝塚から独立したウエクミさん、
という女性の演出家なのですが、


このかた、
オペラの歴史にまったく
リスペクトがないみたい。


音楽のチカラを
信じていないのが
ありあり。




歌手ひとりに 

ダンサーひとりが付き、


歌手は時代衣裳を付け
イタリア語で歌い、
ダンサーは現代の日本の
ストリートカジュアルを着て踊る、、


イタリア語を訳した字幕が上に出て、
同時に、
大阪弁?の字幕が
別の場所に出て。


しかも、
その言葉が
猥雑で、下品で、鬱陶しい。


全てがトゥーマッチ。


あの美しい音楽から何故、
あのダンスと言葉が生まれるのか、、


ヴェリズムオペラの現代的解釈、
としても、
音楽がすべてを
表現しているのに、


それを信じていない人が
演出すると、
こういうことになるのよ、
哀哀。




一方、

素晴らしかったのは、
イタリア人テノール、
アントネッロ・パロンビ。


ルスティカーナと道化師、
両方の主役を、
艶と伸び、
そして豊かな声量で歌い切り、
哀愁もたっぷり。


幕切れには、
日本人ソプラノ歌手を
担ぎ上げて
客席を横切って
出口に消えていく、、
という無茶振りも、
悠々とこなし、、


もし、
この人が居なかったら、
悪いけど、
観るべき価値があったかどうか。


まあ、
私はミーハー的
オペラファンだし、
俯瞰してみたら良さも
見出せるのかもしれないけど。


パロンビさまの熱演が
空回りしないよう、
次の名古屋公演を祈るのみです。

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