2023年最初のカルチャー活動は

「クリスチャン・ディオール、
夢のクチュリエ」
@東京都現代美術館。




まだコロナ前の2019年に

ロンドンに滞在中、
V&Aミュージアムで
この展覧会があり、


予約チケットは完売だったため、
当日券に1時間近く並んで
3時間後の時間指定券を、
やっと買えたこともあり、


その巡回展なので、
今回の東京展は、
もうパスでいいかな、と
思っていたところ、


ファッション業界の友人たちの
熱いレポを読んで、
やっぱり見てみよう、と
重い腰を上げたのでした。


で、
行ってみて、本当によかった!


場所が変わり、
制作に携わる人が変わると、
こんなに違うか、と思うほど。


東京バージョンは、
素敵にバージョンアップ
していました!


代わったところは大きく分けて
2つ。








1.日本とディオールの関係を、

当時の資料を駆使して
キチンと見せてくれているところ。
これは実に素晴らしい歴史。


欲を言えば、
上皇后美智子さまのご成婚の時の
3着のドレスを見たかったなあ。
実物は無理でも
大きな写真でも見たかったなぁ。。




ロンドン展では、

マーガレット王女が
白い花のドレスを
お召しになった写真が
超特大に引き伸ばされて
飾られていて、


皆がその気品、
格調、
エレガンスに心打たれて、


一瞬にして
ディオールの本質が
全ての人に伝わった、
そんな素晴らしい
プレゼンテーションがあったから、
なおさら。






2.写真家の高木由利子氏の

撮り下ろし写真を、
ポスターのみならず、
服の背景に拡大して飾ったり、




切り絵アーチスト 

柴田あゆみ氏の
純白のサクラや樹々をあしらったり、


立体的な和紙の
セットデザインを作ったり、、
と、
全体的な見せ方が
ロンドン展よりずっと、
アーティスティックに
寄っていたこと。


これは素晴らしかった!


他はほぼ、
ロンドン展と一緒。




バージャケットや、



レディディオールバッグや、





舞踏会BALドレスや、



歴代のデザイナーごとの作品集、



アトリエの純白のトワル集、

色別コレクションなどなど。


本当に盛りだくさん。


久々に、
見た〜、と満足できる、
デザイナーの名を冠した
展覧会でした。


(実は去年、
三菱一号館美術館で
CHANEL展があったのだけれど、


あまりのキュレーションの
つまらなさに、
ブログにアップする気も
起こらなかった展覧会だったり
したので。。)


現在また
ディオール人気が高いのも
納得できる、
その歴史の積み重ねと、
私たちの心を鷲掴みにする、
その美の本質。

それをよく捉えた
キュレーションに
感動したのでした。


現クリエイティブディレクターの
マリア・グラツィア・キウリさん、


最初のコレクションでは
フェミニストバリバリの
アピールファッションを
出してきて、


あら、
これっていかがなものか、と
心配したけど、


こうやって俯瞰して見ると、
ムッシュディオールの本質を
ここ2.3年で掴み切ったみたい。


特にトワル・ド・ジュイを
使ったあたりから、グイグイと。


ブランド初の女性デザイナー、
というのも、
よかったみたい!!


ブックトートをはじめとする
グッズ類も売れに売れているし、
ディオール、
盤石って感じです。


この展覧会でまた、
日本のディオール人気、
一段と高まりますね!!

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