永平寺の朝は、

目覚ましをかけて、
ベッドから身体を
引き剥がすように起き上がった
4時から始まります。




真っ暗な参道を、

禅コンシェルジュに導かれて
永平寺山門までたどり着くと、




履物を替えて、

長い長い廊下を歩き、
どこまでも続くかと思われる
階段をぜいぜい言いながら登り、


永平寺の最奥、
法堂にたどり着きます。


中央には
聖観世音菩薩坐像が祀られ、
広い御堂には階級別にぎっしり、
修行僧たち。


そこで、
朝のおつとめに参加。


2回の焼香と、
読経を行います。
昔は床に座ったようですが、
今は椅子に座れて安心。


厚手のコートや帽子はNG。
もちろん床暖などなく、
寒さは足元からしんしん。


朝出発の時間には
6℃だった気温、
もうすぐ雪の季節になるから
どんなに寒くなることやら。


今回は薄手のダウンコートと
ヒートテック下着で
無事乗り切れました、、が、
修行僧の皆さまはホントに大変。


一度山門を入ったら、
修行が終わるまで
ここを出ることは無いそう。


山門の前で、
その覚悟を問う問答があるそうです。


朝のおつとめを無事体験した後、
永平寺の中を
案内していただきました。


修行僧一人当たり一畳の面積で
布団を二つ折りにして角を結び、
その中に滑り込んで寝る部屋とか、


永平寺で暮らす
何百人もの精進料理を、
たった10人の僧で朝昼晩と
作り続ける
台所に当たる場所とか。




傘松閣、

という名の素晴らしい建物の
2階には



156畳敷の絵天井の間があり、

昭和初期の画家たちの描いた
花や鳥の絵がぎっしり。




外に出てくると、

永平寺の裏山が、
色とりどりの紅葉に。



心慰められる美しい光景です。


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