昨日は

オペラ「ペレアスとメリザンド」
@新国立劇場。


なかなか日本では
上演される機会のない、
ドビュッシーの
フランス語のオペラです。


もちろん、
私は初見。


マイナーな演目にもかかわらず、
観た人が良い評価の投稿をして、
どんどん観客が増えている印象。
昨日もよく入っていました。




内容は、

簡単に言って、
三角関係における
嫉妬と愛憎の物語。


兄ゴローの妻となった
メリザンドと、
異母弟のペレアスとの
生と死を賭した愛の物語
とも言えます。


それを、
この上なく美しい
ドビュッシーの音楽に乗せて、
美しい響きのフランス語で歌います。


音だけ聴いていると
ドロドロの官能劇には
思えないのですが、


実際に舞台で行われているのは、
実にフランス的な行為。
ケイティ・ミッチェル、という
女性の演出家が、
メリザンドという1人の女性を
2人の出演者で表現する、
斬新な手法で演出します。


これはなかなか
理解するのに難解な演出だし、
好き嫌いがはっきり分かれる
演出ですが、


心理学もしくは
精神医学的に見れば
とても興味深いかも、と
思いました。


観終わった後、
あれこれ演出の意図や
意味を考えさせられるのは、
良質なフランス映画を観たあとの
軽い酩酊と疲れに似ています。




海外から招聘した歌手たちは

実に素晴らしく、
また、
大役を歌った
バスの妻屋秀和さんも、
今まで観た中で最高の歌唱でした!!

#二拠点生活 #デュアルライフ #青山 #aoyama #オペラ #ドビュッシー #ペレアスとメリザンド #新国立劇場 #妻屋秀和 #フランス語