眼福、、って、
こういうのを言うのね。
宮沢氷魚の
半裸のインカ帝国王。
立っているだけで、美しい、、
去年PARCO劇場の
オープニングを飾った「ピサロ」
ただ残念なことに、
たった10日で
緊急事態宣言により
中止に追い込まれてしまい、
もちろん、私の
プラチナチケットも払い戻しに(涙)
そして、待ち望んでいた
一年後の5月15日から、
ついに、リベンジ公演が
始まったのでした!
「ピサロ」といえば
36年前にまだ無名だった
渡辺謙さんがインカ帝国王、
征服者ピサロを
山崎努さんが演じ、
歴史的な名舞台と
語り継がれているもの。
今回はピサロに渡辺謙さん、
インカ帝国王に宮沢氷魚。
謙さんは、
もっちろん、
さすが謙さんなんだけど、
見るべきは氷魚!
もう、ファーストシーンから
その9頭身の美麗ボディに、
一気に太陽の息子である
王の存在を
視覚だけで納得させてしまう!
加えて、その声!
よく通る少し高めの声は、
カリスマ性に満ち、
神としての存在を何の疑問もなく
観客に信じさせてしまう。
衣装も素敵。
最初は神の偉大さを現す
大袈裟なケープ。
そして段々と
謙さん演じるピサロと
心を通じ合わせていき、
人間としての魅力を
見せていくに従って、
透けたり脱いだり、、
氷魚の美しく透き通る肌、
逆三角形の細マッチョな体型、
大きな手、細く長い指、、
本当に惚れ惚れ。
あはは、
久々にミーハー全開ですねー!!
この戯曲は、
ピーター・シェーファー原作。
翻訳は伊丹十三。
だから、
台詞に美しい文学性があって、
セリフ一つ一つにも酔えるのです。
また、
スペイン人のインカ帝国征服、
と言う残虐極まりない史実を
元に作られた芝居なので、
そこには、宗教の違い、
文化・慣習の違い、
人種の違い(戯曲内のセリフに
土人が出てくるし)
違ったものどおしの衝突、と言う、
初演から36年経った
今現在でもなお、
また、
今だからこそ、
避けては通れない問題提起も
あるのです。
氷魚を愛でながら、
深い時代性に到達する、
なかなか素晴らしい舞台。
PARCO劇場は、
全席入れていますが、
足拭きマット完備、
退場時のルート3タイプ案内など、
コロナ対策にはかなり
気を遣って
劇場運営をしている印象です。
6月6日までなので、
もしチケットが取れたら是非!
観ることをお勧めします!!
#PARCO #パルコ劇場 #渡辺謙 #宮沢氷魚 #ピサロ #インカ帝国