@オーチャードホール でした。
二期会で、
サン=サーンス「サムソンとデリラ」
セミステージ形式。
緊急事態宣言が迫ってきていて、
いつ舞台が休止になるか
分からない状況のなかで、
怖いけど、
今観ておかなきゃ
またしばらくお預けになるかも、、
と決死の覚悟。
舞台は
今回は外されてはいるものの、
コロナ状況次第でどうなるか、
本当に分からないから。。
やり過ぎ?と思うほど、
検温、
消毒、
チケット自分もぎり、
連絡先記入、、
でも、お席は全席を売っていて、
私の周りはパンパン満席状態。
一階席の後部は
ガラッと空いていて、
あー、もっと席を選んで
買えばよかった、、と。
買った時は、
またこんなコロナの波が
押し寄せるなんて、
思ってもいなかったから。。
オペラそのものは、
サン=サーンスの
美しく魅惑的なメロディに、
すっかり現実を忘れて
聴き入りました。
特に指揮者の
マキシム・パスカル!
新進気鋭のフランス人で、
私は初見でしたが、
今風の細身のスーツに身を包み、
まるでバレエダンサーのように
全身を大きく使って、
全3幕の音を創りきりました!
カッコいい!!
サムソンを歌ったのは、
二期会の華テノール樋口達哉さん。
2幕の、
デリラに幻惑されて
籠絡されるところなど、
素晴らしい表現力。
イスラエルブルーの水色の
スカーフを使った演出が
効果をあげていました。
デリラは、、
また言うとブラックになるので、
ちょっとだけ。
やっぱり、
オペラ歌手って、
絶対、容姿も大切よねー。
神の力を持つサムソンを、
肉体の誘惑で虜にするオンナだから、
それなりの美しさ、
魅力がなくちゃねー、、
目を開けると
非現実にワープできないから、
デリラ部分は目を閉じて、
美しいメロディに
身を委ねていました。。
フランス語のオペラは久しぶり。
イタリア語やドイツ語のオペラとは、
日本人が歌っても
音の感触が違いますね。
やっぱり、
フランス語の響き、
好きだなあ。
バレエ付きのフランスの
グランドオペラ、
もっともっと日本でも
やって欲しいな、
改めてそう思った夜でした。
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