はああ、疲れましたあ、、
4時半に始まって、今さっき、9時45分に終演ですよー!
みっちりみちみち、5時間弱。
海老蔵さまの13役早替り、宙乗り付き、が話題の七月大歌舞伎@歌舞伎座、夜の部。
長かったけどー、でも、なんだか充実感もいっぱいで、久しぶりに歌舞伎を「見たー!!」という満足感に浸っています。
演目は「星合世十三團 成田千本桜」
ほしあわせじゅうさんだん なりたせんぼんざくら
と読みます。
最初に人形の口上があって、劇中にまた海老さまの口上があって、
歌舞伎の三大名作のひとつ、と言われる「義経千本桜」を下敷きに、
成田屋風に書き換えられた壮大なスケールの物語。
それぞれが一幕ものとして人気の、
「碇知盛」「いがみの権太」「狐忠信」の物語を、一気にぜーんぶ演じて見せちゃおう、
という、ものすごく欲張りで成田屋宗家でしかあり得ない発想で!
しかも、その主役は全て海老さまが演じて、
早替わりのお役の人はみな、海老蔵仮面、とでも言うのかしら、海老さまそっくりのマスクを付けて出て来るので、
もちろん、顔を隠しながら立ち廻りをしたりすることもあるけど、顔が見えても海老さまそっくりだから、今までの早替りより、はるかにダイナミックで意外性抜群で!
この辺が流石に海老さまの工夫なんでしょうね。
宙乗りは、なんと2回の大サービス!
大詰では、澤瀉屋ゆかりの狐忠信での宙乗り、なんだけど、
1度目の宙乗りは、まるでジャニーさん演出の滝沢歌舞伎か、と思うほどのライトを使った演出。
あまりバラしちゃうと、これから行く人に申し訳ないので、趣向の説明はここまで。
色々考えはあるけど、また色々客席でも賛否両論あるけど、
今考えられる「歌舞く」を精一杯表現したのではないかしら。
大好きな映像も取り入れたし、歌舞伎座を満席にできる役者だからこその挑戦ですよね。
ただ、5時間弱出ずっぱり、なので、体力が心配。狐忠信だけでも大変なお役なのだから、、
昼の部の勸玄クン、夜の部の海老蔵さま、七月大歌舞伎は絶対に見逃せない、と改めて思ったのでした。
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